2010年12月10日金曜日

即戦力眼科学シリーズ 2

一昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、ファーブル動物病院眼科 山下 真先生による眼科学セミナー「左右"不対称"になる眼科疾患」に、ツルノ獣医科病院副院長 鶴野佳洋先生の御厚意で参加してまいりました。
眼科は日常の診療の中で比較的多く見させていただく領域ですが、また同時に専門医に委ねる事も多い科でもあります。
今回のセミナーは小眼球症、眼球癆、ホルネル症候群から始まり点眼薬の使用上の注意点、先天性疾患である瞳孔膜遺残、虹彩癒着、虹彩萎縮、虹彩嚢胞や、ブドウ膜炎診断治療など盛り沢山な内容でした。トピックス的な要素として、若齢のトイプードルで多い水晶体誘発性ブドウ膜炎についての新しい情報も教えていただきました。
白内障の手術などは、解剖学的な違いから人の手術よりも格段に難しく、また術後の管理においても人のように云う事を聞いてくれる訳ではないのでなかなか敷居の高い治療だと思います。しかし家族として共に暮らす動物の、生活の質を上げてあげる為には必要な治療だと言えるでしょう。

2010年12月7日火曜日

どうしていますか?フードの保存

新しく待合にポスターを掲示致しました!


意外と知らない、正しいフードの保存方法。
この機会に、一度フードの保存方法を見直してみませんか?

ご来院の際は是非チェックしてみてくださいね♪

2010年12月4日土曜日

周術期疼痛管理計画

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、岐阜大学客員准教授で麻酔・疼痛管理アドバイザーの今井彩子先生による麻酔管理セミナー「周術期疼痛管理計画」にスタッフ全員で参加してまいりました。
今回はテーマのとおり、手術時の痛みのコントロールをいかにうまく行うかについて様々なパターンでお話いただきました。
まだまだ痛みについては医学の世界でも解明されていない部分が多いのですが、オピオイドやケタミン、NSAIDsなどを、その手術の侵襲度合や時間により使い分けたり、鎮静薬と組合わせて痛みの情動的側面からも軽減していく方法を紹介されていました。
動物は人と違い言葉では表現できませんので、私達の方から想像し薬を選択していく難しさがあります。しかし、当院でもそうですが鎮痛を念頭において手術を行った場合の回復度合いは明らかに優れています。
まだまだこの分野は発展する余地が残っていると思われますので、これからも努力してまいります。

2010年12月2日木曜日

今年も・・・

早いもので、残すところ1ヶ月をきりました。
クリスマスも近づいてまいりましたので、クリスマスの装飾を出しました!


院内のマスコットも冬支度をしました♪


今年の寒さは厳しくなるそうです。
しっかりと寒さ対策をして、体調を崩さないようにご注意下さい!

2010年12月1日水曜日

年末年始 休診日のお知らせ

2010年12月31日(金)~2011年1月3日(月)は、
休診とさせていただきます。
12月30日(木)までは通常どおり診察致しております。


また年末年始は、ご注文いただいた商品をすぐにご用意できない場合がございます。
フード等のご注文がございましたら、12月15日(水)頃までご注文くださいますよう、よろしくお願い致します。



2010年11月4日木曜日

皮膚炎の管理 健康な皮膚のバリア機能

 10月26日(火) 日本ヒルズ・コルゲート株式会社主催「皮膚炎の管理 健康な皮膚のバリア機能」にスタッフ全員で参加してまいりました。
体を覆う皮膚のバリア機能と脂肪酸の関わりなどについて、マーク・モーリス研究所のDr.Todd Towellにご講演いただきました。

皮膚は体の中で最も面積の広い臓器です。
表皮・真皮・皮下(脂肪層)の3層からなっており、病原体から体を守ったり、体からの水分の蒸発を調節する役割があります。
また、表皮は積み上げたレンガのような構造をしており、約3週間ほどでターンオーバーしています。

この皮膚のバリア機能の変化から、炎症が起こる・水分が失われる・病原菌やアレルゲンが侵入するといった様々な症状が起こってきます。

皮膚疾患の治療では、この皮膚のバリア機能に深く関係している脂肪酸(ω-3脂肪酸、ω-6脂肪酸)を補充することが重要だといわれています。
これらのバランスを整え補充することで、皮膚のバリア機能を改善するとともに炎症を抑えることが出来ます。

また、食事が皮膚に与える影響は大きく、食事を変更するだけでも皮膚疾患の改善がみられることも多いようです。
皮膚疾患で来院された場合は、問診時に食事の内容をお聞きしますので、来院前に現在与えているフードやおやつなどの名前、そのほかに何か与えているものがあればご確認下さい。
症状によっては薬剤を投与していただいたり、シャンプーで物理的に皮膚を清潔に保つことも重要です。

皮膚に異常が見られる場合は、一度病院までご来院下さい。

2010年10月29日金曜日

動物の不安と問題行動について

 10月17日(日) インターベット主催「インターベット動物行動学セミナー 動物の不安と問題行動について」にスタッフ全員で参加してまいりました。
問題行動の中でも不安が原因となるものをテーマに、北里大学 獣医学部 動物資源化学科 動物行動学研究室入交眞巳先生にご講演いただきました。

飼い主様がお困りになっている動物の行動の中には、不安が原因となって起こるものがあります。
例えば飼い主様と離れることが出来ない(分離不安症)、ある動作をずっと繰り返し行う(常同行動)、雷や花火に対する恐怖症などが挙げられます。

不安障害の治療には、動物の周りにある環境を整えることや行動療法、また薬物療法などを症状に合わせ単独、または組み合わせて行います。

不安の原因が生活する中で学習したものではなく、神経伝達物質などの異常がある場合では、環境を整えたり行動療法を行うだけでは治療出来ないことがあります。
そのような場合には、より積極的に抗うつ剤、抗不安剤などを使用した薬物療法が薦められます。

VRCグランドカンファレンス~腫瘍学セミナー1

 昨日夜9時よりネオベッツ主催で行われた「腫瘍の生検」についてのカンファレンスに参加してまいりました。
臨床の現場で、腫瘍が疑われる症例にもっともよく行うのがこの生検(特に針生検)なのですが、これをいかに的確な治療に結び付けていくかが難しいところです。
今回は日頃二次診療をされている専門医の先生方の意見を交換しあう勉強会だったのですが、やはりその専門性に基づいた鋭い意見や、私達一次診療医が見落としがちな盲点を指摘されていました。
細胞診は現場ですぐに情報が得られる重要な検査なのですが、検査の為の検査になってしまわないように、それを行う事によって得られる結果の予測を立て、慎重にかつ手間を惜しまず行えたらと思います。

2010年10月24日日曜日

第5回 骨肉腫の治療方針

昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた酪農学園大学付属動物病院伴侶動物医療部門腫瘍科・教授・廉澤 剛先生による腫瘍学セミナーに参加してまいりました。
今回は骨肉腫の治療についてのお話で、主に前肢、後肢、さらに骨盤を含めた断脚術、肋骨の骨肉腫に対する胸壁切除術、またできるだけ機能を温存する為の肩甲骨のみの切除やコロラド州立大学で行われている同種骨移植と同時に局所化学療法を行う患肢温存療法といった新しい治療法も紹介いただきました。その他にも痛みのコントロールとして肺転移巣による肺性肥大性骨症を抑える為の肺葉切除や、放射線療法、骨粗鬆症や高Ca血症の治療薬ビスホスホネートの使用についてなど盛りだくさんのセミナーでした。
骨肉腫は日常それほど目にするものではありませんが、多くの場合病期が進んでから見つかる事が多いです。常日頃早期発見に努力する必要性を感じる病気です。

2010年9月25日土曜日

麻酔を行う前にすべきこと

9月3日(金) 北摂夜間救急動物病院にて行われました、葉月会主催のセミナー「麻酔を行う前にすべきこと」にスタッフ全員で参加してまいりました。
麻酔をテーマとするセミナーの一つで、今回は麻酔をかけるまでに何をすべきなのかについて今井彩子先生にご講演頂きました。

手術を行う上で、麻酔のリスクは絶対に避けられない問題です。
しかし、その動物の種類や年齢、性別、病気の予防歴、また性格や普段の生活習慣などといった基本的な情報や、術前に検査を行うことで、リスクを軽減することは出来ます。
それらの結果から術中に起こりうる事態を予測したり、麻酔に使用する薬剤を決定したりと、術前の身体チェックや血液検査はとても重要です。

病気の治療のために行う手術だけでなく、避妊・去勢手術も同じように麻酔をかけて行う「手術」ですので、当院では手術の前日に血液検査をし、動物の状態を確認したのちに手術をさせていただいております。
また動物の状態だけでなく、病気の予防歴(ワクチン接種、フィラリア症、ノミ・マダニ等)も確認いたします。
体の健康を守ることはもちろん、安全な麻酔管理を行うためにも病気の予防は重要ですので、予防が不完全な場合は手術前までに必ず済ませておいてください。

2010年9月21日火曜日

臨時休診のお知らせ

 まことに勝手ですが、10月1日(金) 午後~10月3日(日)は だんじり祭りの為、休診させていただきます。1日の午前中は診療しております。
御迷惑おかけしますが宜しくお願い致します。

2010年9月17日金曜日

Zylkene~ジルケーン~



ジルケーンは牛乳生まれのサプリメントです。
牛乳の成分である「アルファ-S1トリプシン カゼイン」は犬・猫の不安を和らげることに役立つとされています。
雷や花火・来客・お散歩を怖がる子、病院でブルブル震えてしまうなど不安を感じている子にお勧めのサプリメントです。

中身は粉末ミルク状ですので、カプセルを開けて与えることも可能です。
ほのかにミルクの香りもしますので嫌がらずに食べてくれるようです。

院内には「わんことにゃんこの不安チェックリスト」もございます。
ご来院の際には是非一度御覧下さい♪

2010年8月31日火曜日

かゆみのコントロール

8月25日(水) 大阪国際会議場にて開催された、ヒルズ動物看護セミナー「かゆみのコントロール」に参加してまいりました。
今回は皮膚病の原因、その痒みのコントロールについてをテーマに、鳥取大学 獣医内科学研究室 准教授 松鵜彩先生にご講演いただきました。

皮膚病といっても、細菌や真菌(カビ)などによるもの、外部寄生虫、アトピーや食物性などのアレルギー、基礎疾患による防御機構の低下から起こるものなど、原因は様々です。
治療として薬剤を投与したり、シャンプー、食事管理を必要とする場合もあります。

皮膚病の治療は治るまでに時間を要することも多く、飼い主様にも根気強く治療にお付き合いいただかなければならないときもあります。
今年は暑さが厳しいせいか、当院でもノミや細菌・真菌感染症が原因で多くの方が来院されています。

現在、皮膚に異常が見られない場合でも、ノミの予防・こまめなシャンプーやグルーミング・きちんとした食事管理に気をつけてあげましょう♪

そして、もし皮膚に異常が見られた場合は、出来るだけ早く受診されることをお勧めいたします。

2010年8月27日金曜日

Dr萩尾の実践心エコー 猫の心エコー3

昨日夜9時半よりiVEAT総合診断センターにて行われた宮崎大学教授 萩尾光美先生による猫の心臓エコーセミナーに参加してまいりました。
 今回も一見してなんであるのか分からない複雑な心疾患の症例を見せていただきました。
 まるで拘束型心筋症のようにも見える拡張相肥大型心筋症や、大動脈弁狭窄症をも疑わせる動脈管開存症など犬では見ることのないような心疾患があります。
 猫は、犬に較べ心臓が小さく心拍数も早い場合が多いので、特に診断が難しいと言われています。
 私達もこのような診断に苦しむ症例を見せていただくことで、様々な知識を学ばせていただき日々の診療に役立てていきたいと思います。

2010年8月20日金曜日

貯留液の検査

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、平田雅彦先生による「貯留液の検査」にツルノ獣医科病院副院長 鶴野佳洋先生の御厚意で参加させていただきました。
今回は病的に体内に溜まった液体全般についてのセミナーでした。
採取した液体をどのようにスライド標本にすればよいのか、またそれを専門の診断医に提出するときにはどのような事に注意すればよいのかといった基礎的な事から、漏出液、変性漏出液、浸出液それぞれ個々の疾患についての診断ポイントなど多岐にわたってお話され、少々時間をオーバーして終わりました。
FIPや中皮細胞については興味深い内容も聞くことができました。

2010年8月5日木曜日

8月の夏期休暇のお知らせ

8月13日(金)~15日(日)の間は、まことに勝手ながら夏期休暇をいただきます。


フード等のご注文は、8月10日頃までにお願い致します。
(納入業者は8月12日~17日までの間、休業致しますので、すぐにご用意が出来ない恐れがございます。)


あしからずご了承下さい。

2010年7月31日土曜日

熱中症にご注意を!

梅雨が明け、一気に夏らしい気候になってまいりました。
これからの暑い時期、人間と同じようにわんちゃん・ねこちゃんも熱中症になってしまう恐れがあります。


現在、院内にて熱中症の予防対策に関するポスターを掲示中です♪
ご来院の際は、是非ご覧ください!

2010年7月26日月曜日

犬の繁殖学 ~発情・交配・妊娠・分娩および新生子のケアにおける基礎的知識~

7月11日(日) 日本動物病院福祉協会開催の2010年度第1回指定VTセミナーに出席いたしました。
犬の発情時の徴候や交配に適した時期・不妊の場合の人工授精について・受胎後の検査・また分娩時の注意事項から、生まれた新生子の管理に至るまで日本獣医生命科学大学の堀達也先生にご講演いただきました。


犬は安産の動物だといわれることがございます。
しかし現在は人間が品種改良し作り出してきた犬種がほとんどで、実際は難産になるケースが多くあります。
小型犬や鼻の短い犬種、頭が大きく肩幅が広い犬種、骨盤腔が狭い犬種は難産になりやすいとされ、中には帝王切開でしか分娩できない犬種もいます。
また、父犬より母犬の体格が小さい場合も難産になる可能性が高くなります。

自宅分娩が可能な場合でも分娩中の危険を考え、飼い主が付き添えるようにしておかなければなりません。
そして、無事に出産を終えたとしても生まれた子犬に異常がある場合、母犬がうまく育児を出来ない場合にも人の手助けが必要になります。

また、交配を考える場合は遺伝病のことも考えなければなりません。
遺伝病の中には外見に現れないものもあるため、親犬には外見上遺伝病が現れていないとしても、交配によって子犬に発現する場合もあります。
同じ犬種だからといって安心した交配が出来るとも限りません。
犬種によっては、毛色の組み合わせにより遺伝的に異常な子犬が生まれることがあるといわれております。
遺伝病を少なくするためには交配前に親犬の健康状態だけでなく、遺伝的な疾患を持っていない家系かどうか、交配させても大丈夫な組み合わせであるかどうかを調べることが必要です。


愛犬に子犬を生ませることを希望される飼い主様もいらっしゃるかと思いますが、そこに至るまでの間にたくさんのリスクがあることは否めません。
母子共に安全な出産をするためにも、交配前からしっかりとした準備が必要です。

愛犬を交配させる前に、まずは一度動物病院にてご相談・受診されることをおすすめいたします。

2010年7月23日金曜日

心疾患への治療戦略 ~基礎からの見落としと最新治療まで

 昨日夜9時よりネオベッツ主催のVRCグランドカンファレンスに参加してまいりました。
今回は心臓疾患の中でも特に、外科的治療についてネオベッツが現在行っている治療方法をお話されていました。
ネオベッツVRセンターでは、進 学之先生を中心とした心臓外科チームにより人工心肺装置を用いた体外循環下開心術を行う事ができるようになったそうです。これにより心房・心室中隔欠損の修復、僧房弁閉鎖不全症の僧房弁形成術が可能になりました。もちろん高度で繊細な技術、多くの優秀なスタッフが必要なのでなかなかハードルは高いとは思いますが、大阪で体外循環下開心術が行えるという事は、皆様にも非常に有益な事であろうと思います。

2010年7月15日木曜日

リンパ増殖性疾患と肥満細胞腫の遺伝子検査

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、(株)ケーナインラボ主催のセミナーにスタッフ全員で参加して参りました。セミナー自体は日本獣医生命科学大学 獣医臨床病理学教室講師 盆子原誠先生の大学病院における実際の診療に基づいたもので大変興味深い内容でした。
従来獣医医療で行われてきた形態学的な癌診断に、遺伝子検査・表面抗原検査を加える事で、より的確な診断を下すことができ、その結果、より効果が高く副作用の少ない治療ができると思われます。
遺伝子検査では必要なサンプル量も少なく、極端な話ですが過去に作製したスライド標本からでも検査が可能だそうです。
現在人の医療では、当たり前になってきているコンピューターデザインされた分子標的薬ですが、獣医医療の世界でも少しずつ浸透しつつあります。効果が確認されているものでは、従来の抗癌剤とは比較にならないぐらい副作用が少なく、かつ効果は劇的です。
ただ、まだまだ犬猫では治験が行われていないので、人用として販売されている極一部の薬においてしか効果が確認されていないという事、そして検査にしてもこの薬にしても、新しいものなので非常に高価になるという点が実際の現場ではネックになるでしょう。人と同様の公的保険があれば、もっと犬猫の医療は発展するでしょうが残念です。

2010年7月5日月曜日

緑イ貝タブ


緑イ貝タブ』は、関節の働きを助ける犬用サプリメントです。
当院では、関節疾患や関節炎があるわんちゃんにおすすめしています。

グリコサミノグルカンやミネラルを豊富に含む緑イ貝、
抗炎症作用のあるγ-リノレン酸の供給源となる月見草油を配合しています。

アレルギーの原因となりにくい七面鳥とタピオカを使用しています。
与えやすいソフトなキューブ状で、錠剤を包んで与えることも出来ます!
ナトリウムを制限しているわんちゃんでも食べられるよう、低ナトリウムに作られています。

製品に関するご質問等ございましたら、お気軽にスタッフまでどうぞ♪

2010年6月28日月曜日

平成22年度 小動物講習会 「明日から実践できる肝胆膵の外科」

 昨日お昼1時より ぺピイ動物看護専門学校にて行われた大阪市獣医師会主催の講習会に参加してまいりました。
今回は日本大学 獣医外科学准教授 浅野和之先生による肝臓、胆嚢、膵臓の外科についての講演です。明日からできるとは書いてありますが、実際にはかなりシビアなコントロールが必要であったり、超音波メスや超音波吸引機、CTなどの高度医療機器を使用したりと敷居が高いと思われる内容でした。しかしその中でも肝臓のバイオプシーや左葉区域の末端にあるマスの切除については、我々のような1次診療病院でも行える内容かもしれません。
昔のように紹介する2次診療施設がないというのなら仕方がないでしょうが、何かを犠牲にし無理をして一般の開業医が行うには危険すぎるのではないかと思う内容でした。

2010年6月18日金曜日

Dr萩尾の実践心エコー 猫の心エコー2

 昨日夜9時半より北摂で行われた、宮崎大学教授 萩尾光美先生よる猫の心臓エコーセミナーにツルノ獣医科病院副院長 鶴野佳洋先生の御厚意により参加してまいりました。
今回は猫の心筋症の中でも拡張型心筋症、また診断に非常に苦しむ分類不能型心筋症(UCM)の様々な症例について勉強させていただきました。このUCMとは肥大型、拡張型、拘束型、不整脈源性右室型、過剰調節型のどのタイプにも属さない心筋症で、エコー所見が1つのタイプではなく複数のタイプを共有するものをいいます。
将来的にはこの心筋症もより細かい分類がされ原因が解明される時がくるのかもしれませんが現在の段階では判っていません。
猫の心臓疾患は犬に比べて、専門家も悩ませるような複雑に複合した疾患が多いようです。

2010年6月16日水曜日

パピークラス

5月21日(金) 院内にてパピークラスを開催いたしました。(パピークラスとは)

今回の参加者は、
・ゴールデンレトリバーのランちゃん
・フレンチブルドッグのブランちゃん です!
今までのパピークラスの様子

毎回パピークラスの最初には診察台で体重を測り、診察の練習をしてきました。

1回目(3月5日)は18.6kgだったランちゃん、6回目(5月21日)では31.0kgに
1回目(4月3日)は3.2kgだったブランちゃん、6回目(5月21日)では5.0kgになりました!!
2頭ともすっかり大きくなりましたね♪

今回は最終回!
診察室での体調・体重チェックのあとは、今までやってきたことをみんなで復習していきました。



オスワリ・フセ・ゴロン、歯みがき・ブラッシング・爪切り・服を着るなど・・・

パピークラスを始めたばかりの頃はなかなか出来なかったことも、今では大分スムーズにできるようになりました!
オスワリやフセなどは、まだ手での誘導が必要なときもありますが、号令を合わせて出来るようになり、歯みがきは前の方の歯だけでなく、少し奥の方も磨けるようになってきました!



仰向けの状態になって全身チェックもしました!

ランちゃんは特に異常なし♪
ブランちゃんはお腹に赤いプツプツを発見!
このプツプツには飼い主様も気づかれていなかったようです。
お腹などの見えにくい場所の異常を発見するためにも、普段から全身を触れるようになることが大切です。


今回は、飼い主様に他のわんちゃんとの触れ合いをしてもらいました!
ランちゃんにはブランちゃんのお母さんが
ブランちゃんにはランちゃんのお母さんとお姉さんが
それぞれ“こんにちは~”



ランちゃんを触ったブランちゃんの飼い主様は、ブランちゃんにはないやわらかい毛並みに感動されていたご様子。
一方ブランちゃんを触ったランちゃんの飼い主様は、今では体がすっかり大きくなったランちゃんと、まだまだ膝の上で抱っこできるブランちゃんとの大きさの違いを改めて実感されていたようでした!

将来、家族以外の人も怖がることのないよう、子犬の時期にはたくさんの人と楽しく触れ合うことが重要です。
練習として男性、女性、子供、白衣や作業着を着ている人、帽子やメガネをしている人など、様々なタイプ、様々な格好の人と触れ合う機会を作ってあげましょう。


アイコンタクトを取る練習もしました!
アイコンタクトとは、その名の通り犬と目を合わせることです。
目を合わせるというシンプルな動作ですが、犬をこちらに注目させるための基本的な動作の一つです。

そして今回は2頭同時にアイコンタクトに挑戦!!
目を合わせることが出来たら、しっかりほめます。
こうして人の目を見るといいことがあると教えてあげます。


2頭そろって見つめる姿が、とっても可愛いですね♪


新しい環境に慣れる練習の一つとして、今回はトンネルが登場しました!



物怖じしないブランちゃんはどんなものにも興味津々♪
初めて見るものにも関わらず、すぐにトンネルの中を走っていきまし
た。

ランちゃんは慎重派。初めて見る不思議な物体に最初は近づくのもためらっていました。
においを嗅いで、少し顔を入れてみて、足で踏んで感触を確かめて、ゆっくりゆっくり確認していました。
時間をかけて「トンネル=怖くないもの」と認識したランちゃんも、最後はちゃんとトンネルを走り抜けることに成功しました!


この日は最終回ということで、人の横につくという少し高度な動作も教えていただきました。


最後はわんちゃん同士のごあいさつです♪


ランちゃんとブランちゃん、まずはお互いのお尻のにおいを確認し、今回は顔同士も少し近づけてみました。
前回よりも仲良くなれたかな?


2頭のパピークラスの様子はこれで終了です。

                       

今回でランちゃん・ブランちゃんのパピークラスが終了となりましたので、飼い主様にご感想と今後の目標をお聞きしてみました♪

ランちゃんの飼い主様――
Q.パピークラスに参加してみていかがでしたか?
「基本的なしつけが楽しみながら学べました」
Q.これからお家で頑張る目標を教えてください。
「かみぐせを直す事」

ブランちゃんの飼い主様――
Q.パピークラスに参加してみていかがでしたか?
「むずかしく考えず楽しく育てて行くように考えられるようになりました。たいへんですが」
Q.これからお家で頑張る目標を教えてください。
「毎日、少しずつつづけて行こうと思います」


ランちゃんとブランちゃんがここまで出来るようになったのは、お家でもたくさん練習された飼い主様とわんちゃんの努力の結果です。
今はまだ少ししかできないことも、もっともっと上手に出来るようになるはずです。
これらは日々続けていくことが大切です。
これからもお家での練習を続けていってください♪


以上をもちまして、ランちゃんとブランちゃんのパピークラスの報告を終了させていただきます。
ブログ掲載にご協力いただきまして、ありがとうございました!

                       

パピークラスは、いつでもご参加いただけます♪
ご興味のある方・参加をご希望の方は、当院までお問い合わせ下さい!

なかで動物病院 (072-271-7225)

2010年5月31日月曜日

パピークラス

5月10日(月) 院内にてパピークラスを開催いたしました!(パピークラスとは)

今回の参加者は、
・ゴールデンレトリバーのランちゃん
・フレンチブルドッグのブランちゃん です!
今までのパピークラスの様子はこちら


最初はオスワリ・フセ・ゴロンの練習から。


今回はオイデの練習もしました。
「オイデ」とはわんちゃんを自分の所に呼び寄せる事で、外出中の危険回避などにも役立ちます。



次に、ちょうだいの練習をしました。

「ちょうだい」とは、わんちゃんが持っている物をこちらに渡してもらうことです。
例えば、口に入れてはいけない物を口に入れてしまったとき、「ちょうだい」が出来れば安全にそれを口から出させることができます。

ここで注意しなければならないのが、わんちゃんが取られたくないと思っている物をどうやって上手にこちらに渡してもらえるようにするかです。
なぜなら、わんちゃんは口にくわえている物を無理に取り上げようとすると威嚇したり、あわてて飲み込んでしまう可能性があるからです。
大事なもの、お気に入りのものなら、なおさら注意が必要です。

今回はまず、わんちゃんにそれぞれのお気に入りのものを与えた状態で、別に大好きなごほうびを用意し、それらを交換する形で口にくわえているものを放させる練習を行いました。
交換することで、わんちゃんは一方的にお気に入りのものを取られたことにはならず、自分で放したのと引き換えに大好きなごほうびがもらえることになるのです。



ブラッシングや爪切りといった日常ケアは、上手に出来るようになってきました!
歯みがきも、まだ長時間は出来ませんが、しっかり歯を確認しながら歯みがきされていました!



最後の時間は、犬同士の触れ合いです♪
当院看護士の成犬とのあいさつをし、今回はブランちゃんとランちゃんもあいさつをしました!

犬のあいさつとは、お互いのお尻のにおいを嗅ぐことです。

お尻を嗅がせてあげるわんちゃんは、後ろを向かないようごほうびで顔をしっかり引き付けます。
お尻を嗅がせてもらうわんちゃんは、相手が嫌がらないよう注意しながらゆっくり近づけていきます。

顔同士をいきなり近づけることは、ケンカの原因になりかねないため、慣れていない犬同士では避けなければなりません。
初めて会うわんちゃんとのあいさつの場合は、片方ずつお知りのにおいを嗅がせることから始めていきます。

ランちゃんとブランちゃんはまだ慣れていないため、今回はお互い少しにおいを嗅ぐだけで終了しました!


                     


パピークラスは、いつでもご参加いただけます♪
ご興味のある方、参加をご希望の方は、当院までお問い合わせ下さい!

なかで動物病院(072-271-7225)

2010年5月28日金曜日

パピークラス

4月26日(月) 院内にてパピークラスを開催いたしました。(パピークラスとは)

今回の参加者は、
・ゴールデンレトリバーのランちゃん
・フレンチブルドッグのブランちゃん です!
今までのパピークラスの様子

パピークラスで2頭が対面したのは今回が初めて!
お互い、相手がとっても気になっているようでした。


まず今までの復習として、オスワリ・フセ・ゴロンの練習から始めました。



とっても上手にフセが出来ていますね♪

ランちゃんはフセから横になるゴロンも上手に出来るようになりました!
ブランちゃんはまだ少しゴロンが苦手なようでしたが、頑張ってチャレンジされていました!


次は口を開けて、口の中のチェックです。
“お口アーン”は上手に出来るかな?


2頭とも、ちゃんと口の中を見せてくれていますね!
歯みがきをするには、口の中を置くまで見られるようにすることが必要です。
歯みがきの練習でも、以前よりしっかりと歯を見せ、歯ブラシでみがくことが平気になってきました♪





服を着る練習では、ランちゃんはポロシャツ、ブランちゃんにはシャツと泥除けエプロンを着せてみました♪

服を着ることに良い印象がつくように、そして、体の周りでヒラヒラ動く服を気にして噛まないように、ごほうびで顔を引きつけておきます。
上手に着れたら「かわいいね~」と笑顔でほめてあげます♪
ランちゃん・ブランちゃんともに服を着るのは平気なようでした!


今度はハウスに入る練習です。
ハウストレーニングはお家やお出かけ先での安全管理、入院などの時に役立ちます。


怖がりなランちゃん、狭い場所に入るということと、ガチャガチャと音のするハウスに初めは警戒していましたが、少しずつ自分で中に入っていき、最後には中で伏せることも出来ました♪

ブランちゃんにとっては少し大きめのハウスでしたが、ブランちゃんも挑戦!
ブランちゃんは音も怖がらず、ハウスの扉を開けた瞬間、自分からすすんで入っていきました♪

ハウスのような狭い場所は、怖がらずに中に入れる子もいれば、すぐに入れない子もいます。
警戒してなかなか入れない子は無理に押し込むのではなく、自分で確かめさせて、自分からすすんで入れるように誘導してあげます。

初めて何かにチャレンジさせるときは、嫌な経験にならないように、たとえ時間がかかってもその子のペースに合わせてあげることが重要です。





ドライヤーを使っての刺激に慣れる練習も、大分慣れてきたようです♪
最初の頃は音や風を少し怖がっていたランちゃんも、少しずつ平気になってきました!


最後に当院看護士の犬を交えて犬同士のあいさつの練習を行い、この日のパピークラスを終了しました。


                          


パピークラスは、いつでもご参加いただけます♪
ご興味のある方・参加をご希望の方は、当院までお問い合わせ下さい!

なかで動物病院(072-271-7225)

2010年5月25日火曜日

パピークラス

4月16日(金) 院内にてパピークラスを開催いたしました。(パピークラスとは)

今回の参加者は、
・フレンチブルドッグのブランちゃん です♪
今までのパピークラスの様子

今回はタオルを使って、足先や顔の周りを拭く練習をしました。


タオルはヒラヒラと動くので、わんちゃんにとって楽しいおもちゃになりかねません。
しかし、タオルを噛まれてしまってはうまく拭いてあげる事ができませんので、タオルを噛まれないように、ごほうびで気をひきながら足先を拭いていきます。

普段からおうちで顔周りをこまめに拭いてあげていたそうで、ブランちゃんの飼い主様はとっても上手に出来ておられました!


新しく、洋服を着せる練習もしました!




ブランちゃん、とっても可愛いですね♪

わんちゃんに洋服は必要ないと思われる方もいらっしゃると思いますが、病気や怪我などの治療の為にガーゼや包帯を付けたり、体に何かを付けなければならない状況になっても、普段からそういうことに慣らしておくことでストレスを軽減することが出来ます。
また、洋服を着せることは全身を触れなければ出来ないことですので、全身を触る練習にもなります!




前回練習したフセの体勢から、今回は横になりお腹を見せる「ゴロン」の練習もしました。

ブランちゃんはゴロンの体勢になるのが苦手なようで、少し苦戦していましたが、最後はお腹を見せ仰向けになることが出来ました!
ゴロンの体勢になることが出来れば、普段見られないお腹周りの健康チェックが出来るようになります。


次は歯みがきの練習です。

今回は歯ブラシに歯を当て、歯をみがくことにチャレンジ!
まだすべての歯をみがくことは出来ませんが、ブランちゃんは歯ブラシを噛まず、上手に歯みがきが出来ていました♪


☆おまけ☆




浴衣も似合うブランちゃんでした♪

                       

パピークラスは、いつでもご参加いただけます♪
ご興味のある方・参加をご希望の方は、当院までお問い合わせ下さい!

なかで動物病院(072-271-7225)

パピークラス

4月12日(月) 院内にてパピークラスを開催いたしました。(パピークラスとは)

今回の参加者は、
・フレンチブルドッグのブランちゃん です♪
今までのパピークラスの様子

この日は爪切り・歯みがきの練習から始まりました。

まずはブランちゃんを抱っこし、ゆっくりお腹をなでて落ち着かせます。
落ち着いたところで足先を触り、爪を切ります。

足先は、触られるのを嫌がる子が多いのですが、ブランちゃんは上手に爪を切らせてくれました♪




次に歯みがきの練習です。
しっかりと歯みがきをするためには、片手で唇をめくって歯を見て確認し、もう片方の手で歯ブラシを持たなければなりません。

今回は歯ブラシを片手に持ちながら、ブランちゃんの歯を見る練習をしました。




様々な刺激に慣れる練習では、目覚まし時計・ドライヤーなど、音や風が出るものを使用しました。

こういった人間が生活の中で当たり前に使っている物や音でも、わんちゃんにとっては初めて出会うものです。
わんちゃんがこれらに初めて遭遇した時、怖い経験をすると「あの音がすると怖い!」などという学習をしてしまうことがあります。
それらに対して怖い印象をつけないよう、その子の反応を見ながら慎重に慣らしていくことが必要です。

ブランちゃんは、目覚まし時計の音やドライヤーの風・音も平気な様子でした♪




オスワリ・フセの練習では、手でブランちゃんを誘導し、オスワリ・フセの形にする練習をしました。

ブランちゃんは、まだ「オスワリ」や「フセ」という号令で何をすればいいのかを知りません。
まずは号令をかけず、フセとはどんな体勢をとるのかを手で誘導して教えます。
それが出来るようになってきたら、誘導と号令を合わせていき、最終的に号令だけでフセが出来るようにしていきます。

                       

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2010年5月24日月曜日

ノバルティス 皮膚病パスートセミナー アドバンス(応用)編

昨日昼2時より大阪YMCA国際文化センターにて行われた ASC動物皮膚病センター院長 永田雅彦先生による皮膚病セミナーに参加してまいりました。
このパスートセミナーとは、手元にある端末を操作し、先生が出される問題に対して全員が回答をするといった楽しいセミナーです。昨年行われた基礎編にも参加したのですが、今回は実際に永田先生が診断や治療に苦労され悩まれている事例を、自分達ならどう考えるといった感じでセミナーは進みました。
永田先生の治療の中で他の先生があまり行わない事に、精神的要因を重視した抗うつ薬の処方があります。犬にうつ病?と思われる事も多いのだそうですが、現代のストレスがわんちゃんの皮膚病を悪化させているようです。

2010年5月21日金曜日

甲状腺機能亢進症

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、平田雅彦先生による血液学セミナー「甲状腺機能低下症の治療~甲状腺機能亢進症の診断、治療」に参加してまいりました。
甲状腺機能低下症の中で、臨床兆候が見られない潜在性甲状腺機能低下症は基本的に投薬の必要性はないのですが、高脂血症や抗サイログロブリン抗体陽性が伴う症例では治療が推奨されています。

甲状腺機能亢進症は特に高齢の猫で多い病気です。95%以上が10歳以上(平均13歳)で発症し、ほとんどが良性の線種様過形成ですが、この中で1~3%は悪性です。症状としては、よく食べているのに痩せてくる、多飲多尿、活発になる、下痢、嘔吐などがあります。
この中で活発になるというものの中には、攻撃的な行動、不安な表情、徘徊(夜鳴き)、てんかん様発作といったものも含まれてきます。
10年ほど前まではこの病気を日本では診る事自体稀だったのですが、最近は検査も簡単にできるようになったおかげで、私達のような病院でもこの病気をたびたび診るようになってきました。
この病気のやっかいな所は、他の疾患と症状が似通っており間違いやすいという事です。特に炎症性の肝臓、腸疾患と間違えてそれに対する治療を行うと、甲状腺機能亢進症の症状も抑えてしまい病気を隠してしまう事もあります。
ただ診断自体はそれほど難しくなく、遊離甲状腺ホルモン(FT4)が基準値を超えていれば確定診断となります。
アメリカでは10歳以上の猫のスクリーニング検査に、この甲状腺ホルモンの測定は欠かせられない項目となっています。皆様の猫ちゃんも一度検査を受けられてはいかがでしょうか。

2010年5月19日水曜日

パピークラス

4月3日(土) 院内にてパピークラスを開催いたしました。(パピークラスとは)

今回の参加者は、
・フレンチブルドッグのブランちゃん です!
今までのパピークラスの様子


パピークラスの初回はカウンセリングから始まります。
カウンセリングでは生活環境の確認や、飼い主様が困られていることなど、現在の状況を把握します。

カウンセリングの中で、「ブランちゃんがなかなか落ち着くことが出来ない」とのお話がありましたので、ブランちゃんを落ち着かせる練習から始めました!

安国先生がブランちゃんを膝の上に仰向けで抱っこし、ゆっくりお腹をなでてあげると・・・


最初は興奮してじっとすることが出来ませんでしたが、だんだん落ち着き、気持ちよさそうな表情に!
先生の膝の上で落ち着くブランちゃんの姿には、飼い主様もびっくりされたご様子でした。

飼い主様にも同じように抱っこしていただき、落ち着いたところでお口の中を見る練習もしました♪


この他、様々な刺激に慣れる練習も行いました。
好奇心旺盛なブランちゃんは初めて見るものや音に対しても特に怖がる様子はありませんでした。


色々な物に興味を示し、自分から近寄り、においを嗅いでチェックしていました!


                       


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2010年5月14日金曜日

臨床免疫学2

 昨日夜9時よりJVBP主催で開催されている石田卓夫先生による大阪レクチャーシリーズ「臨床免疫学2」に参加してまいりました。
今回は主に皮膚病として見られる免疫に関連した疾患を講義されました。
この中で食物アレルギーで起こる腸上皮の異常が、本来アレルゲンではない食物にもアレルギー反応を起こしてしまい痒みがでてしまうので、腸上皮の異常が収まるまでの約6ヶ月は対症療法を併用しながら一度変更した食事はむやみに変更しないといった内容を話されておりました。
実際には食事を変更しアレルゲンとなる食物が入っていなければ痒みが収まってくる実感は感じられるものですが、皮膚の症状はすぐには治らない事が多いですので飼主様の満足を得られにくい病気ではあります。
その他にも猫の喘息、アトピー、好酸性肉芽腫、蚊刺過敏症、天疱瘡など盛り沢山な内容でした。

2010年4月23日金曜日

VRCグランドカンファレンス~神経病3

 昨日夜9時よりネオベッツ主催で行われた特発性てんかんについてのカンファレンスに参加してまいりました。
人では約100人に1人の割合で起こるといわれておりますが、犬でも1~2%、猫で0.5%の発生率が報告されています。ただ人の方でも、てんかん発作の分類や診断が刻々と変化しており、犬猫ではさらに病気の特性上なかなか部位の特定がし辛いのが現状です。
そのような中で現在行われている検査としては、まずその発作が特発性てんかんなのか症候性てんかん(脳の器質的病変による)なのかをMRIにより診断し、そこから追加検査として脳脊髄液の採取や脳波トポグラフィ測定などに入ります。
これはトピックス的ではありますが、将来的には詳細な脳波検査を行うことでてんかん発作の発生部位を特定し外科的に治すという事が可能になるだろうと言われていました。
とはいえ現在のところ特発性てんかんの治療は内科的な内服薬にたよるものがほとんどです。様々な薬の中でその子にあった薬を選んでいく事は非常に難しい事ですが、飼主様と協力しながらこの病気を克服していきたいと思います。
なお高齢の症例では脳腫瘍の確立が非常に高くなります、診断には是非MRI検査をご利用ください。

2010年4月16日金曜日

パピークラス

 3月25日(木) 院内にてパピークラスを開催いたしました。(パピークラスとは)

今回の参加者は、
・ゴールデンレトリバーのランちゃん です!
今までのパピークラスの様子

前回のパピークラスに引き続き、様々な刺激に慣れる練習や、歯みがきの練習伏せの練習などをしました♪

もともと音に敏感なランちゃん。
最初はドライヤーを持つ安国先生になかなか近づくことが出来ませんでしたが、時間をかけ、ランちゃんの大好きなごはんを使いながら少しずつ音と風に慣らしていきました。
写真は、実際に温風を当てているところです。
随分と近づくことが出来ていますね♪

次は「フセ」の練習です。
ランちゃんは、まだ「フセ」という号令で何をすればいいのかを知りません。
まずは号令をかけず、フセとはどんな体制をとるのかを手で誘導して教えます。
それが出来るようになってきたら、誘導と号令を合わせていき、最終的に号令だけでフセが出来るようにしていきます。
今回は、フセとはどんな体勢をとるのかを教える練習をしました♪


歯みがきの練習では、歯ブラシを使って練習しました!
歯みがきはわんちゃんを歯周病から守るためにとても重要です。

前回までのパピークラスで、口周りを触る・口の中を見る練習をしてきたランちゃん。
歯ブラシ自体を怖がるわんちゃんもいますので、まずは歯ブラシを見せ、においをかがせたりすることでランちゃん自身に確認をさせてから練習に入りました。
このとき、歯ブラシをおもちゃのように噛ませないように注意します。

次に、歯ブラシを歯に当てていきます。
最初は歯に一瞬当てるだけ、それが出来るようになったら今度は当てる時間を1秒長く、2秒長く・・・と徐々に伸ばして行き、うまく歯ブラシを当てられるようになったところで歯の表面を歯ブラシで少しずつ磨いていきます。
最初から全部の歯を無理に磨いたりはせず、1秒でも2秒でも楽しく歯磨きが出来るように慣らしていくことで嫌がらずに受け入れるようになります。

ランちゃんは歯ブラシ初挑戦でしたが、歯ブラシを噛むこともなく上手にできていました♪

                                

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なかで動物病院(072-271-7225)

犬の甲状腺機能低下症

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われたアイデックスラボラトリーズ 平田雅彦先生による血液学セミナー「犬の甲状腺機能低下症」に参加してまいりました。
人では甲状腺に起因する1次性甲状腺機能低下症から視床下部に起因する3次性まで分類されていますが、犬では今のところ3次性は確認できないそうです。また犬の多くは1次性甲状腺機能低下症(95%以上)であり、その50%は人で橋本病と呼ばれるリンパ球性甲状腺炎、残りの50%は原因不明の特発性甲状腺萎縮に分かれます。日本ではあまり甲状腺を検査する事が一般的ではありませんので中高齢からの病気だと思われがちですが、アメリカでは繁殖に用いられる個体はリンパ性甲状腺炎に関連した抗サイログロブリン抗体の有無を検査するので若齢から甲状腺機能低下症を検出するそうです。
甲状腺機能低下症の症状は、無関心、肥満、寒がる、脂漏症、脱毛、膿皮症、徐脈、筋力低下など様々です。時には神経麻痺や副腎機能不全、硬直性歩行などといった甲状腺以外の疾患を思わせる症状を示すこともあります。診断としてはTSH、FT4を測定することによって行いますが、検査の特性をしっかりと理解し解釈する必要があります。
先ほども出てきたようにけっして老犬だけの病気ではありません、中には副腎皮質機能亢進症を疑わせる血液所見を示すものもあります、臨床症状と血液検査の結果を正しく解釈し、早期に治療を行い、病気を末期にまで進行させてしまわないように注意しましょう。

2010年4月8日木曜日

すっきりとした肝疾患の考え方 ~血液検査を有効活用しましょう~

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた宮崎大学付属動物病院 鳥巣至道先生による特別セミナーに参加してまいりました。
栄養学的観点から見た肝疾患の治療を中心に、血中アンモニア濃度、総胆汁酸濃度の検査の解釈、陥りやすい間違いを実際の症例を例に挙げられながら話していただきました。
この中で胆汁酸の日内変動のバリエーションが様々である事、胆汁酸単独の上昇を組織学的観点から分かりやすく解説していただいた事には、今までどこかすっきりしなかったつかえが取れた思いでした。また人でも以前から話題になっている必須アミノ酸であるBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)が肝疾患の時に重要なファクターになっており、それを補充する事で今までコントロールが難しかった肝硬変のQOLを見事に改善する実例には驚かされました。現在、動物でもBCAAが足りているのかどうかは簡単に血液検査できますので一度確認されてはいかがですか?

2010年3月29日月曜日

フィラリア検査と血液検査セットのご案内

 桜も開きはじめ、ようやく日中は春らしい陽気に恵まれてきましたね。

フィラリア症予防薬のご案内にもお書きしましたように、ここ数年冬場でも天候の異常な状態が続いており、雪がちらついたかと思うと、2月にもかかわらず急に初夏のように暑くなり蚊に刺されたりするという事をしばしば経験いたしました。病院に来られる方のお話の中にも、昔に比べ年中蚊を見かけるということをよくお聞きします。
冬場に蚊に刺され、フィラリアに感染する確立は夏場より低いと思われますが、その刺した蚊がフィラリアの幼虫をもっていれば感染してしまうこともありえます。このことから当院ではフィラリア駆虫薬の年中投与をお勧めしております。
なお今年よりフィラリア駆虫薬を鶏肉ベースの物に変更いたしました。よりお腹に刺激がなく、かつ嗜好性もよいようです。毎月投薬をすることで確実にフィラリア症を予防してください。

現在、動物病院でフィラリア検査として行っている方法は、フィラリアの親虫を免疫学的に検出する抗原検査と、フィラリアの親虫が産んだ幼虫を目で確認する検査の主に二通りです。当院では最も検出精度の高いメーカーの検査キットを使いフィラリアの親虫の有無を調べております。
またフィラリア検査と同時に23項目の血液検査を加える事で、そのわんちゃんの現在の状態を診断する「血液健康診断セット」も行っております。血液検査は人間の病院でもよく行われますが、動物病院では最も雄弁に病気を語ってくれる検査でもあります。自身の事をうまく説明する事ができないわんちゃんの代わりに様々な情報を私達に語ってくれます。しかし検査をしたとしも、その時期や項目によって病気を発見できない時があります。ましてや少ない項目での検査では誤った診断につながりかねません。その情報をどれだけきっちり収集し、かつ分析できるかは私達獣医師にかかってきますので、日夜新しい知識をアップデートするよう努力していきます。
血液検査は決して特別なものではありません、勘や運に頼った治療をするのでなければ最低限調べなければいけない基本的な検査といえるでしょう。

2010年3月24日水曜日

パピークラス

3月15日(月) 院内にてパピークラスを開催いたしました。(パピークラスとは)


この日は前回の復習に加え、
・お散歩での歩き方
・日常の生活で起こり得る様々な刺激に慣れる
・服を着る、バンダナをつける
など、新しいことにもたくさんチャレンジしました♪


お散歩の際、ランちゃんが飼い主様を引っ張って歩くそうです。
そのため、リードをつけて歩くときにランちゃんが引っ張ったら止まる、引っ張るのをやめたら歩くという練習をしていただきました。
この歩き方では引っ張られる度に立ち止まるので、歩くのに多少時間はかかりますが、こうすることで、ランちゃんに引っ張っても先には進めない、引っ張らずに飼い主様と合わせて歩けば先に進めるということを教えます。


刺激になれる練習は、社会化期という重要な時期に、他の犬や色々な人と適切に触れ合うことで誰とでも付き合える犬にし、同時に日常にも起こり得る様々な刺激に慣れさせ、これらのものに過剰反応しないようにしておくことを目的としています。
この練習ではその物事に良い印象をつけるため、参加しているわんちゃんの反応を見ながら怖い経験をさせないよう慎重に行います。
今回は、傘・ドライヤー・目覚まし時計・チャイムを使用し、動きを見せたり音を聞かせたりしました。
ランちゃんは目覚まし時計の音が少し苦手だったようですが、練習の中で少しずつ慣れることが出来たようでした。


こういった練習は日々の積み重ねがとても大切です。
これからも一緒に頑張っていきましょう!

                               

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2010年3月19日金曜日

肝臓を読む! その2

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた平田雅彦先生による「肝疾患における血液化学検査と細胞診」の後編にツルノ獣医科病院 副院長 鶴野佳洋先生とご一緒に参加してまいりました。
今回は犬と猫における炎症性肝疾患の概念、血液検査の解釈、診断の進め方を中心に細胞診、生検の重要性を再認識させていただきました。特にステロイドを使用した治療の必要性の有無を確認するためにこれらの検査を外せないところなどは、実際の現場では悩ましい問題となります。
次回は甲状腺疾患についての勉強会の予定です。最近は検査センターですぐにFT4、TSHなどが確認できるためよく検査に出させていただいてますが、高齢の犬猫では甲状腺疾患がかなりの数潜在しています。
より精度の高い診断を行うためこれからも日々努力いたします。

2010年3月13日土曜日

猫の心エコー1


 昨日夜9時半から北摂夜間救急動物病院で行われたDr萩尾の実践心エコー6~猫の心エコー1に参加してまいりました。
今回から3回シリーズで猫の心臓エコーを集中的に講義されます。第一回目は主に肥大型心筋症のバリエーション、拘束型心筋症について動画を見ながら実践的なお話を聞くことができました。

2010年3月9日火曜日

パピークラス

3月5日(金) 院内にてパピークラスを開催いたしました。(パピークラスとは)


参加していただいた子犬ちゃんは、ゴールデンレトリバーの男の子・ランちゃんです♪
今回が初めてのご参加でしたので、インストラクターの安国先生とカウンセリングをした後、実習に入りました。



まずは、『耳・口周りを触る練習』です。
安国先生の見本のあと、飼い主様にも実践していただきました!


ランちゃんが嫌がらないように大好きなごはんで気を引きながら楽しく触っていきます♪

 『顔・足周りを拭く練習』、お腹を見せ、触れるようになるために『ゴロン(横になる)の練習』行いました! 
ランちゃんは「足先を拭くのを嫌がる」とのことでしたが、少しずつうまくできるようになりました。


これらは、耳・口周り・足先・お腹など、犬が触られて嫌がることが多い部分を自由に触れるようになるための練習の一つです。
耳掃除をする、歯みがきをする、顔や足先などの汚れをふき取る、お腹などの皮膚の状態を見る・・・こういった日常ケアをするために必要となります。
わんちゃんの健康を守るためにも、子犬のころから少しずつ慣らしていくことが大切です。

                               

他の犬との社会化のため、安国先生の愛犬・トコちゃん、当院看護士の愛犬・小太郎とソルトの3頭が一緒に参加することもございます。


パピークラスは、いつでもご参加いただけます♪
ご興味のある方・参加をご希望の方は、当院までお問い合わせください!
(なかで動物病院:TEL 072-271-7225)

2010年3月1日月曜日

皮膚病のトピックス~小動物臨床技術講習会

昨日午前10時~午後4時まで大阪ぺピイ動物看護専門学校セミナールームで行われた大阪府・大阪市獣医師会共催の小動物診療技術講習会に参加してまいりました。
今回は東京農工大学教授 岩崎利郎先生による「皮膚病のトピックス」ということで、今我々の現場でも比較的よく遭遇する無菌性結節性脂肪織炎、アレルギー反応によると思われる多形紅斑、T細胞リンパ腫、膿皮症、炎症のない様々な脱毛症など多岐にわたっての講義でした。
無菌性結節性脂肪織炎ではミニチュアダックスフントとその他の犬種とでの違いやモニタリングの方法、近年増加してきた多形紅斑では病理組織診断の採材のコツや人IgGを使用した治療、膿皮症ではこの2年ほどで急に増えてきた多剤耐性のS.pseudintermediusの問題と対処法、以前偽クッシング症候群などと呼ばれていた北方犬種(ポメラニアン、ハスキーなど)に見られる原因不明のAlopecia X(脱毛症)の診断やメラトニンやトリロスタンを使用した治療法などについて興味深い最新情報を聞くことができました。
これらの知識が皆様のお役に立てるよう努力致してまいります。

2010年2月26日金曜日

VRCグランドカンファレンス~神経病1

 昨日夜9時よりネオベッツ主催のカンファレンスが大阪市獣医師会セミナー室にて行われ出席してまいりました。
今回は「頚部椎間板ヘルニアを再考しよう」をテーマに、大阪府立大学獣医臨床センターの外科学序助教授 秋吉英保先生とネオベッツVRセンターの 王寺 隆先生が自身の経験とデータを示しながら、参加した多くの先生方と意見のやり取りが行われました。
この中でMRIの重要性はもちろんCT、X-Rayによる他疾患の除外を含めた系統立った診断が大切である事、ステロイド使用の是非、手術時の体位の重要性、多発性硬膜外圧迫を示す症例に対する術式(Ventral slot + Fenestration、Ventral slot + Hemilaminectomy)の選択、また今後の課題としてVentral slotを行ったときの椎体の可動域をどう制限するのか(腸骨移植、海綿骨移植、プレートを使用した固定術を行った場合による隣接する椎間の障害)など実際この手術を数多くこなされてきた先生方の貴重な話を聞かせていただきました。
好発犬種としてはミニチュアダックスフント、ビーグル、ヨークシャテリア、シーズーなどがあげられていますが、その他の犬種でも6歳以降で起こりやすくなります。症状としては首のあたりを痛がるという事が多いのですので注意して見てあげてください。

2010年2月24日水曜日

Gimmy Toooy(ギミートーイ)

先日、新しくわんちゃん用のおもちゃを入荷いたしました!
看護士の犬も愛用しているおすすめグッズです!


◎デンタルケアの一環に
◎肥満対策に
◎わんちゃんのストレス対策に
子犬から成犬まで使える【かみかみおもちゃ】です♪

わんちゃんの喜ぶチキンフレーバー付♪
合成ゴム・ポリエチレン製で、歯を傷めにくい硬さです!
スタンダードなバータイプに加え、リングタイプ・チェーンタイプの3つの形をご用意しております!

使い方・サイズ選びなど製品に関するご質問等ございましたら、お気軽にスタッフまでどうぞ♪


2010年2月19日金曜日

肝臓を読む! その1

昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた平田雅彦先生による「肝疾患における血液化学検査と細胞診」にツルノ獣医科病院の副院長鶴野佳洋先生の御厚意で参加してまいりました。
 肝臓はよく血液生化学検査で安易な解釈をされがちな臓器ではありますが、その病態を把握するために何が必要な項目なのか、また時間と共に変化するその動き方を正しく理解し、X線検査、エコー検査、生検と照らし合わせながらより正確な診断を下すにはどういう注意をしなければいけないのかなど臨床の現場で非常に役立つ有意義な講義をしていただきました。
 最後に平田先生が言われていた事で、私たちが日頃行っているスクリーニング検査の意義、特に健康な時のその子の正常値を知っておく重要性を再度確認させていただきました。今後も最新の情報をアップデートしていきたいと思っております。

2010年2月18日木曜日

犬と猫の慢性下痢症の最新治療 今、患者にできることは何か?

 2月17日(水)、大阪ヒルトンにて行われました、Dr.Lynda Melendezによる春のヒルズ学術講演会2010『犬と猫の慢性下痢症の最新治療 今、患者にできることは何か?』に参加いたしました。

下痢を含む消化器疾患はどんな犬・猫でも一度は経験のある症状かと思いますが、よく見られる症状であるからこそ診断が困難なものもあります。
検査をすることは重要ですが、それだけでは原因が特定できないことも少なくありません。
下痢などの消化器疾患では、症状が出る前の食事や生活習慣、下痢の状態など細かい情報が診断へのカギになります。
飼い主の皆様は普段から注意深くわんちゃん・ねこちゃんの様子を観察されているとは思いますが、こういった場合には再度わんちゃん・ねこちゃんの様子をご観察ください。

2010年2月12日金曜日

桃の節句

 一足早いですが、飼い主様よりおひな祭りのお花をいただきました!


もう桃の花が咲く季節なんですね!
こちらの品はわんちゃんの里親探しをされているボランティアの方々の手作りで、活動資金に充てるためハーベストの丘で販売されるそうです!
是非ハーベストの丘にお出かけの際は御協力ください。
ご来院の際にも是非ご覧になってくださいね♪

まだまだ気候が安定しない日が続くようですので、皆様もわんちゃん・ねこちゃん共に体調にはお気をつけください。

かわいらしいお花、本当にありがとうございました!

2010年1月30日土曜日

アシスハートQ10

















アシスハートQ10』は、コエンザイムQ10心臓エキス(豚由来)タウリンを含む心臓の働きを助ける健康補助食品です。
当院では、心臓の弱いわんちゃん・高齢のわんちゃんにおすすめしています。

製品に関するご質問等ございましたら、お気軽にスタッフまでどうぞ♪