2010年3月19日金曜日

肝臓を読む! その2

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた平田雅彦先生による「肝疾患における血液化学検査と細胞診」の後編にツルノ獣医科病院 副院長 鶴野佳洋先生とご一緒に参加してまいりました。
今回は犬と猫における炎症性肝疾患の概念、血液検査の解釈、診断の進め方を中心に細胞診、生検の重要性を再認識させていただきました。特にステロイドを使用した治療の必要性の有無を確認するためにこれらの検査を外せないところなどは、実際の現場では悩ましい問題となります。
次回は甲状腺疾患についての勉強会の予定です。最近は検査センターですぐにFT4、TSHなどが確認できるためよく検査に出させていただいてますが、高齢の犬猫では甲状腺疾患がかなりの数潜在しています。
より精度の高い診断を行うためこれからも日々努力いたします。