K様より素敵なシクラメンを戴きました!
2023年12月7日木曜日
年末年始の休診日のお知らせ
12月30日(土)午後 ~1月4日(木)は
休診とさせていただきます。
お薬、フード、サプリメント等のご注文は、
12月26日(火)までに
ご連絡くださいますよう、お願い致します。
年始は1月5日(金)から、通常通りの診療となります。
また、年始は商品により入荷に時間がかかるものもございます。
今一度足りないものがないか、早めの確認をお願い致します。
2023年12月1日金曜日
2023年10月26日木曜日
堺市獣医師会 第2回症例検討会
昨日夜8時半よりソフィア堺にて行われた堺市獣医師会主催「第2回症例検討会」に参加してまいりました。
ひがし動物病院の東良幸先生が「胃拡張・胃捻転症候群の症例」、おおひがし動物病院の大東勇介先生が「脾炎の犬の1例」を各々発表していただきました。
それぞれ忙しい時間を縫ってスライドを作成し準備が大変な作業だと思いますが、会員同士の医療情報をアップデートするにはとても良い機会です。
昨日も多くの先生が参加され、和気あいあいと質問や意見を交わして楽しい時間でした。
2023年10月18日水曜日
シャーロック・ホームズの確率的診断推論
ここ最近シャーロックホームズを読み返しています。
角川文庫の新訳版全9巻という版ですが駒月雅子さんの訳がとてもわかりやすく、今まで抱いていたホームズとは印象が変わりました。
読み進めるうちに自分が診断を進めていく考え方と事件の解明法とが重なっていき自画自賛しそうになるのですが、なんのことはなく医師の間では有名な話だそうです。
論文にもなっていますので興味のある方はこちらへ。
2023年10月10日火曜日
日本動物高度医療センターとの連携
当院は、箕面市に新しく開院した日本動物高度医療センター(JARMeC)大阪病院の連携病院です。
この病院長である柴崎哲先生は循環器の専門医であり当院でも大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症の外科手術をお願いした事がある確かな知識と技術を持った獣医師です。
そして何よりも大学の同級生であります。
自分が相模原で修行中、相模臨床研究会に当時循環器の最高峰であった山根先生をお招きし講演頂いたことがあり、同伴していた柴崎先生と短い時間でしたがお互いの現況を話しました。その時も死に物狂いで勉強している柴崎先生と自分との落差に落ち込んでしまった記憶が蘇ります。
その後も初志貫徹、苦労は多かったと思いますが立派な病院長に就任されています。大学時代のエピソードもたくさんありますが、彼の事を知っているからこその連携であり、自信を持って紹介できる病院です。
2023年10月3日火曜日
2023年10月2日月曜日
2023年9月28日木曜日
2023年9月19日火曜日
令和5年度 さかい動物愛護フェア
昨日9月18日 午前10時〜午後3時、堺市・堺市獣医師会主宰「動物愛護フェア」が堺市動物指導センターにて開催されました。
一般の方から多数寄せられたペットの写真を表彰する、さかい動物愛護写真展。手形アート。聴診器を使った獣医さん体験。大阪府立農芸高等学校資源動物科ふれあい動物専攻の学生企画、ウサギ・モルモットのふれあい体験。譲渡動物展示。マイクロチップ装着(先着20頭、2000円/頭)。ペットの缶バッチ。獣医さんによるペットの無料健康相談。日本動物福祉協会さん展示。ペットのための生前対策。ゼノアック(日本全薬工業)さんの展示。慰霊碑献花。そして大阪府獣医師会の愛すべきマスコットキャラクターふじゅくんが暑い中、会場中に笑顔を振り撒いていました。
多くの堺市獣医師会の方々が仕事合間を縫って参加され、会場は和気藹々と楽しい時間でした。来年も皆様のご来場を心待ちにしております。
2023年8月7日月曜日
ロジックで攻める「消化器疾患クリニカルアップデート」
昨日夕方6時より、ヒルトン大阪で行われたロイヤルカナン ベテリナリーシンポジウム2023に夫婦で参加してまいりました。妻にとっては愛玩動物看護師になってから初めての、私にとっても久しぶりの対面セミナーなので楽しんできました。
講師も石田卓夫先生をはじめ第一線で活躍されている方々の最新の知見が聴け、とても役立つ勉強会でした。
下痢嘔吐は日常診療ではポピュラーな出来事ですが、逆に原因が多岐にわたり場合によっては二次診療病院にお願いしなくてはいけない症例も稀ですがあります。
ただ多くの場合、食事(口から摂取する物)が主たる原因であり、成長期の段階から健康な腸内環境を整えておく事は非常に重要であると感じます。実際当院で仔犬仔猫の段階より関わらせていただき、食事の指導を理解していただいている個体では成長してからの消化器系疾患の発生率は非常に低いと思います。
腸内環境を整える事で多くの病気の発生を抑えてしまい困るのは飼主側か獣医側か?深い闇が感じられる勉強会でもありました。
2023年7月19日水曜日
2023年6月7日水曜日
「医者が病気を見つける」という幻想
先日父が総合医療センター大腸癌と診断されました。すでに肝臓にも転移しており本人の意向もあり積極的な治療は行わず今は穏やかに療養型病院に入院しております。
昨年の秋頃から体調のすぐれない日があり、寝ている時間が長くなりました。元々糖尿病、不整脈を持病に持ち、この1年はかかりつけの病院では貧血が進んでいるので鉄剤を増量し飲んでいましたが、食事は年齢の割には肉をよく食べ、下手すれば自分達よりも食べていたにもかかわらずこの1年、一向に貧血は改善せずしかも急激に体重が落ちてきます。
5月初め排便困難になり摘便してもらうことがあり、家族として今まで何か異常を感じていた事が形をとり始めました。
しばらくは、それでも自由に気ままに過ごせるよう支えておりましたが、ある日、本人の口からもう動けないので入院したいと希望があり、急だったのですがかかりつけの先生に無理を言って元々1年前まで診て頂いていた総合医療センターに紹介状を書いてもらい、翌日受診しました。
医療センターの先生もなんで戻ってきたのか戸惑いながらも1年前まで割合元気にしていた父の姿と現在の状態に何かは感じ取ったのか、とりあえず一通りの検査とCT検査をしてくれました。
CT撮影はすぐに終わったのに、なかなか先生が来られず長い時間待ったのですが、それもそのはず大腸に腫瘤、肝臓に転移病巣が写っていました。たまたま偶然その場に腫瘍内科の先生もおられ相談の結果、検査入院となりました。
2週間入院している間に内視鏡による採材にて大腸癌の確定診断が下り、やっと今までの貧血の原因が明らかになり家族としては納得できました。以前から家族に中ではこんなに貧血が続くのと急激な体調不良はおかしい、年齢から大腸癌でもあり出血しているのではないかと話しておりました。しかし本人は医者の前では元気そうに振る舞い、かかりつけの先生にも「老人ならこれくらい普通ですよ」言われ悶々としていた結果がこれです。
過去にも母がかかりつけの病院がありながら肺癌の末期になるまで見過ごされてきた経緯があります。家族としてはおかしいのは判っていても本人の意向を汲みすぎて結果手遅れになってしまいました。
一般的には「医者が病気を見つける」ですが、本当は自ら自身の異常を伝えて診断を下してもらうが正しいでしょう。これは私が獣医で言葉を喋らない、しかも病気を隠してしまう動物を相手に医療を行う仕事をしているから日々そう戒めているのですが、それでも医者に頼ってしまうのは情けないことに人情ですね。
「森を見よ、そして木を見よ。」
この言葉は大学時代の恩師に卒業を祝して言われた言葉です。1歩引いて全体を見渡し、その後細部を見よと、今は亡き教授の姿が今でも思い出されます。
娘もいよいよ来年はCBT、OSCEを受験します。医師としてどれだけ成長するかは未知数ですがこのような出来事が糧になることを願っています。
2023年5月27日土曜日
2023年5月10日水曜日
2023年4月20日木曜日
ゴールデンウィークの診療日のご案内
連休中は、お薬・フードなど、お渡しに時間がかかる場合がありますので、早めのご連絡をお願い致します。
2023年4月17日月曜日
2023年3月28日火曜日
4月1日より、令和5年度 狂犬病予防接種が始まります。
当院は、堺市の狂犬病予防集合注射【屋内会場】に指定されております。
- 予約制ではありません。月曜日〜土曜日の次の時間内にご来院ください。
- 午前9時〜11時
- 午後4時30分〜6時
- 事前に『狂犬病予防注射のお知らせ』に同封されている『問診票』に記入をお願いします。
- リードの装着をお願いします。
- 首輪が抜けないか、緩すぎないか(指が1〜2本入る程度)確認してください。
- 事故防止のため、必ず犬を制御できる方がご同行ください。
- 待合室の状況によっては、駐車場でお待ちいただく場合があります。
- 状況を見ながら待合室か駐車場で接種いたします。
- 当日の体調が悪い場合、注射できないことがあります。
- お支払いは現金でお願いします。
堺市動物指導センターから送付されている『狂犬病予防注射のお知らせ』をよく読んで、ご来院ください。
2023年3月18日土曜日
テンちゃん20歳おめでとう&開院40周年
今日20歳になるミニチュアダックスのテンちゃんは、今も自らの力で歩き、食べ日常を過ごしております。
なんと、当院が今の場所に移転したその日に、私が帝王切開で取り上げた子です。
持病もあり服薬は切らせませんが、こんなにわんちゃんで元気に食べ(今でも病院の歯磨きガムを噛んでいます!)長生きするとは獣医の私でさえ思っていませんでした。
いつまでも幸せに生きていてほしいと心より願っております。
そして当院もこの上(かみ)の地に開院して40年になりました!
長いようであっという間の40年間だったと思います。父の代から引き続き来院して頂いている方々には本当に感謝しております。
今後も、動物が幸せに天寿を全うできる動物病院として精進してまいります。
2023年3月17日金曜日
🌸合格致しました!🌸
本日13時に愛玩動物看護師国家試験の合否発表があり、妻は無事合格致しました。
結婚以来23年間、陰日向に病院の事を支えてきた彼女にとって、ようやく国に認めてもらえる職種を得た事は感慨深いです。
皆様の温かい応援がこの結果に反映されたのだと感謝しております。
今後もよろしくお願い致します。
2023年2月28日火曜日
当時を振り返って
大学受験を目指す人たちへの参考まで
当時課金してまで受けた講座です。これ以外は学校の授業のみ
東進ゼミナール在宅受講 林先生の現代文、苑田先生の物理、鎌田先生の有機化学
スタディサプリ 岡本梨奈先生の漢文、関正生先生の英語(リスニング) 伊藤賀一先生の政経倫理
配信授業 暇医先生の難関大数学
これらオンラインの神々たちにより、高校3年生から本格的に始めた遅すぎる受験勉強でも医学科に合格するレベルに到達しました。
今、頑張っている人達へ
勉強は自分を守る最強のツールです。自分で自分にリミットをかけないで、楽しみながら知識を吸収してください。
2023年2月20日月曜日
第1回愛玩動物看護師国家試験&オーケストラ リガーレ
昨日は日曜日でしたので病院はお休みなのですが、家の中は朝からバタバタしておりました。妻はいよいよ本番の試験、娘は所属するORCHESTRA LIGAREの定期演奏会と、同じ大阪北部へ早朝出かけなければなりませんでした。
妻は7年前に認定動物看護師の資格を修得しておりましたが、今回の国家資格化に伴い日々勉強を積み重ねておりました。普段から仕事上、研鑽を積む習慣は身につけていますが未知の国家試験なので不安は拭えないようでした。
娘は医オケの友達に誘われてORCHESTRA LIGAREに参加しましたが、関西のアマチュアオーケストラに所属している有志が立ち上げた集団で、なかなか強者揃いの中、必死に追いつこうと頑張っておりました。
私は朝から2人の昼食のサンドイッチを作り、大阪市内まで車で2往復し娘の演奏にドキドキしながら疲れ果てました。
愛玩動物看護師国家試験については前回の予備試験とは違い、より獣医師の補助としての役割、すなわち法律を遵守する仕事という側面を色濃く出してきた印象です。特に獣医師本来の目的である人の公衆衛生を守るという使命を助ける地位を与えることにより、いままで無法地帯だった小動物臨床の場をもう少し法で締めようという意図が感じられる内容でした。
成長していく姿には人を感動させる力があります。
2023年2月10日金曜日
犬の甲状腺機能低下症の診断と治療
昨日夜8時半より、岐阜大学獣医内科学の西飯直仁先生による「犬の甲状腺機能低下症の診断と治療」と題したセミナー開催されオンライン参加致しました。3000人を超える参加者がリアルタイムで質問を投稿しながら2時間半近く予定時間を大幅に超える熱い勉強会でした。
参加して最初に感じたことは、いまだに大学では旧態依然(学術的な正義)を建前としているのだという事です。この正義のために寝たきりになり、元気に生きれたであろう時間を苦しみの中で過ごす動物がいるという現実を私は30年近く見てきました。
20歳近くまで自分で歩き、食べ、ある日眠るように亡くなる。
目指す医療とはどちらなのでしょうか?
人の医学を身近に感じ獣医医療と比較する事が多いのですが、この未来は明るいのでしょうか?