昨日昼1時半より、グランフロント大阪うめきたSHIPホールにて行われた、皮膚病セミナーに参加してまいりました。今回の講師は、チューリッヒ大学獣医学部教授 Claude Faerot先生、ノースカロライナ州立大学獣医皮膚免疫学分野教授 Thierry Olivry先生のお二人でした。
日本では、減感作療法は未だアトピーの主たる治療方法として確立されているわけではありませんが、北米、ヨーロッパではアトピーの中心的な治療と認知されています。日本では、長らく正式に使用できる減感作薬がなく、臨床的に実地しづらい状況でした。しかし、今回のセミナーで国内初の正式な減感作薬アレルミューンの海外での評価を聞き、非常に興味深いと思いました。また、プロアクティブ(先制治療)に関してのデータも近年どんどん出てきておりますので、これからのアトピー性皮膚炎の治療に変化があるだろうと思います。
2017年7月31日月曜日
2017年7月28日金曜日
VRCグランドカンファレンス 整形外科学シリーズ
昨日夜9時より、ネオベッツ主催で行われた整形外科学セミナーに参加してまいりました。今回は“橈尺骨骨折治療”〜手術計画の立案と様々な固定方法の秘訣〜と題し、ネオベッツVRセンターに来られたこれまでの症例から、基本的な情報、手術計画の立て方、そして後半には、8例の具体的なケースレポートを詳しくお話しいただきました。いつもながらあっという間の2時間でした。
2017年7月27日木曜日
肥満細胞腫の診断と治療 アップデート2017
昨日夜8時より行われた、犬用分子標的薬トラセニブ(パラディア)の臨床セミナーに参加してまいりました。
セミナーは2部構成で、第1部は動物専門病理検査のノースラボ 賀川由美子先生による肥満細胞腫の新しい病理学的分類をお話しになりました。Patnaik分類とKupel分類の臨床上の使い分けについて非常に分かり易い内容でした。第2部は日本小動物がんセンター、センター長 小林哲也先生による、最新の分子標的薬使用法をお話しいただきました。トラセニブが発売されてから、様々な臨床使用が行われ、その結果からより良い薬用量、適応症例が少しずつ分かってきました。メーカーが推奨する方法以外の効能外使用にも触れられ、現実的により良い医療を提供する熱意を感じました。
夜遅くまで非常に多くの先生達が集まり、熱気に溢れた一夜でした。
セミナーは2部構成で、第1部は動物専門病理検査のノースラボ 賀川由美子先生による肥満細胞腫の新しい病理学的分類をお話しになりました。Patnaik分類とKupel分類の臨床上の使い分けについて非常に分かり易い内容でした。第2部は日本小動物がんセンター、センター長 小林哲也先生による、最新の分子標的薬使用法をお話しいただきました。トラセニブが発売されてから、様々な臨床使用が行われ、その結果からより良い薬用量、適応症例が少しずつ分かってきました。メーカーが推奨する方法以外の効能外使用にも触れられ、現実的により良い医療を提供する熱意を感じました。
夜遅くまで非常に多くの先生達が集まり、熱気に溢れた一夜でした。
2017年7月24日月曜日
救急医療・急性疾患の画像診断
昨日昼1時より、グランキューブ大阪にて行われた救急医療・急性疾患のセミナーに参加してまいりました。座長を務められた入江先生は、自身の経験より人の医療機関の現場に入り、そこで行われているFAST(Focused Assesment with Sonography for Trauma)やPoint-of-Care Ultrasonographyを小動物臨床に導入する重要性を語られました。その後、東京で画像診断専門病院をされている小野先生が急性腹症の総合画像診断について、ネオベッツVRセンターの宇根先生は、CT画像から急性疾患の手術アプローチをどのように導いてくるかなどの実践的な話を、最後にやはり東京で夜間救急動物医療センターで実際にFASTを実践されている中村先生から、貴重なアドバイスをいただきました。あっという間の4時間でしたが、非常に価値のある時間でした。
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