2025年3月17日月曜日
関西医科学生交響楽団 第32会定期演奏会
2025年3月10日月曜日
開業医のための犬と猫の心エコー検査
昨日13時半より、堺市産業振興センターにて行われた心臓病セミナー「開業医のための犬と猫の心エコー検査」に参加してまいりました。講師は青森県で開業されているグリーン動物病院院長 田口大介先生です。
田口先生は宮崎大学で萩尾光美先生に師事し、卒業後は茶屋ヶ坂動物病院で循環器を極め現在に至ります。
現場主義の職人気質という印象の先生ですが、胎児の心臓計測などの学術的研究もされ、多くの学会発表がその実力を裏打ちしています。
セミナーの内容は臨床現場での実践的な知識、テクニックをお話し頂き、余りに情報量が多いので今動画を見直しながら再度復習しています。
18時までの勉強会でしたが、みんなの熱気であっという間の4時間半でした。
2025年3月3日月曜日
シンプルに考える粘液腫様変性性僧帽弁疾患
昨日午後1時より大阪麻布臨床獣医研究会主宰で行われた循環器勉強会に参加してまいりました。
犬では、僧帽弁疾患は非常にポピュラーな疾患ではありますが、私が大学を卒業した頃から何度もステージングが改定され、新しい概念について行くのが大変でした。
今回のセミナーで、現在、従来 MR (僧帽弁逆流症)と呼んでいたものをより明確に、MMVD (粘液腫様変性性僧帽弁疾患)と呼び、論理的に病態から診断、治療に繋げていく考え方を学びました。
犬においては大部分 (70%) の心疾患はMMVDであり、その原因は遺伝的要因がほとんどを占めています。ある意味何をしようと生まれながらにMMVDになることを運命づけられているという事になります。
では、どうすれば?と悲観的になってしまいますが、なってしまうものは受け入れるしかないので、正しく発見し、重症度を見極めながら治療していくことが重要です。幸い昔に比べ比較にならないぐらい薬が良くなっています。
重要な事を一つ、現在、歯周病はこの病気とは全く関連がないことが専門家の見解だそうです。知識のアップデートは重要だと再度確認しました。
2025年2月25日火曜日
大阪麻布臨床獣医研究会 創立60周年記念祝賀会
2月23日、KKRホテル大阪にて行われた「大阪麻布臨床獣医研究会 創立60周年記念祝賀会」に出席してまいりました。
今から60年ほど前には大学を卒業してから犬猫の専門的な勉強するツールがなかった為、関西の麻布大学卒業生有志が立ち上がり設立されたのがこの研究会の成り立ちです。
今でも年に10回のセミナーを開催し、会員の先生方は切磋琢磨しておられます。ご高齢の先生方も多数出席されておりましたが、なかなかパワフルで圧倒されてしまいました。
2025年1月20日月曜日
猫の皮膚病、現実的な診断と治療
昨日午後1時より大阪麻布臨床獣医研究会主宰で行われた皮膚病セミナーに参加してまいりました。
今回は日本小動物医療センターで皮膚科科長をされている村山信雄先生が講師として来られました。
実はこのセミナー、9月に行われる予定だったのですが台風で中止になり、しかし先生のご厚意により再度開催する事になった勉強会です。
猫の皮膚病という、実は犬ほどは分かっていない誤解のある領域ですが、経験豊富な先生が現在進行形で実践的な内容をお話しくださいました。
猫の難しさは投薬の可否により、いくら効果があると分かっている薬でも使えないという事です。投薬のハードルをいかに下げるかに尽力する一手間が、実はかなり負担になります。
今後さらに良い薬ができ新しい治療が生まれたとしても、猫という動物を理解していないと効果的な診療はできないなと考えさせられる4時間でした。
2025年1月4日土曜日
2024年12月23日月曜日
2024年12月21日土曜日
2024年12月16日月曜日
大阪麻布臨床獣医研究会忘年会
昨日午後3時より、肥後橋にある中華料理店「徐園」にて行われた、大阪麻布臨床獣医研究会忘年会に参加してまいりました。
さすが研究会の忘年会らしく、会食の前にはネオベッツVRセンター腫瘍科におられ現在腫瘍外科の専門のフリーランスになられた田戸雅樹先生が「医療コミュニケーション」という題材で講演されました。内容は娘のオスキー試験にも通ずるものがあり興味深く拝聴いたしました。
その後総会があり、いよいよ5時から会食となり普段はじっくり話す事もない先生方と和気あいあい歓談いたしました。本当に約30年振りに再開した先生もおられ、懐かしさに少し涙ぐみながら時を過ごしました。
また来年が楽しみです。
2024年12月6日金曜日
手術支援ロボット「Da Vinci ダビンチ」
獣医療ではまだ先の話でしょうが、人医療では手術支援ロボットが学生の実習にまで導入されているようです。
早いもので先日娘も、昨年から公的化されたPre CC-OSCEに無事合格し1月からStudent Doctor(医学実習生)として病院での臨床実習に参加します。合格祝い的な計らいでもあるのでしょうが、合格した4回生に一人づつ手術支援ロボット「Da Vinci」の研修を受けさせてもらったようで楽しそうに話しておりました。
現在、手術支援ロボットは国産「ヒノトリ」、アイルランドの「ヒューゴ」、アメリカの「ダビンチ」が臨床現場で使用されていますが、やはり「ダビンチ」の普及度合いは段違いです。
私達が学生の頃はCBT、OSCEなどなく国試合格後、現場に放り出され本番で身につけていった時代でした。しかし娘がCBT、OSCEの勉強しいる姿を見ていてつくづく思った事は、私が知っているお医者さんの中にはPre CC-OSCEすら合格できない人もいるなという事です。
義母が腰の痛みがあり整形外科に通院しているのですが、先日受診後に聞かせれた内容に愕然としました。この医者は学生からやり直す必要があるのでは?という非常に初歩的な事柄です。少し前に話題になった「脳外科医 竹田くん」という漫画がありますが、身近にこれに似た感覚をお医者さんに感じる事はやはりあります。
自分自身「良い獣医」ではない事は百も承知ですが、「良い獣医」でありたいと常に思っております。娘にも「良い医者」であろうと常に考えていて欲しいものです。