2017年10月26日木曜日

眼科学シリーズ3 非潰瘍性角膜疾患

 昨日昼1時半より、堺市産業振興センターにて行われた獣医師会主催の眼科セミナーに参加してまいりました。講師は前回に引き続き、ネオベッツVRセンターの小山 博美先生です。
 乾燥性角結膜炎(ドライアイ)以外はあまり頻繁に遭遇する疾患ではありませんが、角膜ジストロフィー、脂質性角膜症などはたまに見られる疾患です。最近では猫の黒色壊死症が話題になりますが、当院では比較的ヘルペスのコントロールがうまくいっているためか、遭遇する機会がありません。毎回診療時間の合間に行われる勉強会ですが、かなりの出席率で獣医師会の熱気を感じます。

2017年10月8日日曜日

休診日のお知らせ

誠に勝手ながら、
10月6日(金)午後~9日(月)は
休診とさせていただきます。

10月6日(金)の午前中は、平常通り診察致します。

また、だんじり祭の関係で当院周辺の道路にて交通規制がかかる可能性がございますので、ご来院・ご帰宅の際には十分ご注意ください。



お薬・フード・サプリメント等のご注文は、予め余裕を持ってご連絡くださいますようお願いいたします。


ワンちゃん、ネコちゃんが大きな音が苦手な場合、お祭りの間は体調を崩しがちです。
静かに過ごせるスペースの確保とお水とトイレを我慢せずに済む工夫をしておきましょう。
体調に変化がないか、しっかりと様子を観察しておきましょう。

2017年10月1日日曜日

HJS Start Line セミナー 特別編 2017 麻酔

 9月29日夜9時より、HJS主催で行われた麻酔学セミナーに参加してまいりました。今回は東北大学助教授で、獣医師の佐々木一益先生と麻酔科専門医の勢旗幸子先生による合同セミナー「開業時から差をつける麻酔技術」という特別編です。
 現在、小動物臨床における麻酔は、バランス麻酔と呼ばれる複数の薬剤を手術の目的に合わせて、組み合わせていくものが主体になっております。しかし多くは経験に基づいた薬剤の選択であり、人医のような徹底したデータ主義ではありません。動物医療自体の不完全な教育、またどのようにしても動物と完全なコミュニケーションがとれない以上、主観に基づいた決定をしなければ先に進めないといった、行き詰まり感がある中での苦渋の選択に他ありません。
 これほど曖昧な中、さらに不確実な手術を行うのに、全く検査もせずに麻酔をかけるといった事が、どれだけ世の中で行われているのでしょうか?「清水の舞台」のような賭けをしなくてもよい獣医医療の時代は来るのでしょうか?