2017年7月31日月曜日

Dog Skin Day

 昨日昼1時半より、グランフロント大阪うめきたSHIPホールにて行われた、皮膚病セミナーに参加してまいりました。今回の講師は、チューリッヒ大学獣医学部教授 Claude Faerot先生、ノースカロライナ州立大学獣医皮膚免疫学分野教授 Thierry Olivry先生のお二人でした。
 日本では、減感作療法は未だアトピーの主たる治療方法として確立されているわけではありませんが、北米、ヨーロッパではアトピーの中心的な治療と認知されています。日本では、長らく正式に使用できる減感作薬がなく、臨床的に実地しづらい状況でした。しかし、今回のセミナーで国内初の正式な減感作薬アレルミューンの海外での評価を聞き、非常に興味深いと思いました。また、プロアクティブ(先制治療)に関してのデータも近年どんどん出てきておりますので、これからのアトピー性皮膚炎の治療に変化があるだろうと思います。