10月17日(日) インターベット主催「インターベット動物行動学セミナー 動物の不安と問題行動について」にスタッフ全員で参加してまいりました。
問題行動の中でも不安が原因となるものをテーマに、北里大学 獣医学部 動物資源化学科 動物行動学研究室の入交眞巳先生にご講演いただきました。
飼い主様がお困りになっている動物の行動の中には、不安が原因となって起こるものがあります。
例えば飼い主様と離れることが出来ない(分離不安症)、ある動作をずっと繰り返し行う(常同行動)、雷や花火に対する恐怖症などが挙げられます。
不安障害の治療には、動物の周りにある環境を整えることや行動療法、また薬物療法などを症状に合わせ単独、または組み合わせて行います。
不安の原因が生活する中で学習したものではなく、神経伝達物質などの異常がある場合では、環境を整えたり行動療法を行うだけでは治療出来ないことがあります。
そのような場合には、より積極的に抗うつ剤、抗不安剤などを使用した薬物療法が薦められます。