昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、岐阜大学客員准教授で麻酔・疼痛管理アドバイザーの今井彩子先生による麻酔管理セミナー「周術期疼痛管理計画」にスタッフ全員で参加してまいりました。
今回はテーマのとおり、手術時の痛みのコントロールをいかにうまく行うかについて様々なパターンでお話いただきました。
まだまだ痛みについては医学の世界でも解明されていない部分が多いのですが、オピオイドやケタミン、NSAIDsなどを、その手術の侵襲度合や時間により使い分けたり、鎮静薬と組合わせて痛みの情動的側面からも軽減していく方法を紹介されていました。
動物は人と違い言葉では表現できませんので、私達の方から想像し薬を選択していく難しさがあります。しかし、当院でもそうですが鎮痛を念頭において手術を行った場合の回復度合いは明らかに優れています。
まだまだこの分野は発展する余地が残っていると思われますので、これからも努力してまいります。