9月3日(金) 北摂夜間救急動物病院にて行われました、葉月会主催のセミナー「麻酔を行う前にすべきこと」にスタッフ全員で参加してまいりました。
麻酔をテーマとするセミナーの一つで、今回は麻酔をかけるまでに何をすべきなのかについて今井彩子先生にご講演頂きました。
手術を行う上で、麻酔のリスクは絶対に避けられない問題です。
しかし、その動物の種類や年齢、性別、病気の予防歴、また性格や普段の生活習慣などといった基本的な情報や、術前に検査を行うことで、リスクを軽減することは出来ます。
それらの結果から術中に起こりうる事態を予測したり、麻酔に使用する薬剤を決定したりと、術前の身体チェックや血液検査はとても重要です。
病気の治療のために行う手術だけでなく、避妊・去勢手術も同じように麻酔をかけて行う「手術」ですので、当院では手術の前日に血液検査をし、動物の状態を確認したのちに手術をさせていただいております。
また動物の状態だけでなく、病気の予防歴(ワクチン接種、フィラリア症、ノミ・マダニ等)も確認いたします。
体の健康を守ることはもちろん、安全な麻酔管理を行うためにも病気の予防は重要ですので、予防が不完全な場合は手術前までに必ず済ませておいてください。