2013年5月24日金曜日

VRCグランドカンファレンス 「神経病学シリーズ」

 昨日夜9時より、ネオベッツ主催で行われたVRCグランドカンファレンスに参加してまいりました。今回は“各論からせまる神経疾患”〜脊髄疾患編① 頚部椎間板ヘルニア〜と題し頚部で起こる神経疾患についてお話いただきました。
 犬種別発生率では、やはりミニチュアダックスが1番に上がりますが、2番手にフレンチブルドックが入ってきます。このフレンチブルの特徴としては、他の犬種が平均8歳前後での発生ピークをむかえるのに対し、この犬種は3歳未満で発病します。診断はまず身体検査で神経学的な異常の有無を確認し、MRIで神経の病変を確認していきます。治療としては、軽度のものであれば半数は内科療法で治ります。しかし痛みが激しい場合や、神経症状が強いものは外科的な治療が推奨されます。

2013年4月27日土曜日

ゴールデンウィーク中の診療について

ゴールデンウィーク中は 通常通り診療致します。
診療時間は 午前9時〜12時、午後4時30分〜7時30分です。
日曜・祝日は休診日となります。

なお、ゴールデンウィーク中は混雑することが 予想されます。
診察、お薬のご用意、FOODのお渡しにもお時間をいただく可能性がございます。

恐れ入りますが、予めお時間に余裕をもってご来院いただきますようお願いいたします。

2013年3月29日金曜日

VRCグランドカンファレンス 「眼科学シリーズ」

 昨日夜9時より、ネオベッツ主催で行われたVRCグランドカンファレンスに参加してまいりました。今回はVRセンターで眼科を専門とされている小山先生の眼科学シリーズ「緑内障と向き合おう」でした。
 緑内障は犬ではよく見られる眼の病気ですが、多くは病院に来られて診断がついた時にはすでに視力を失っている場合が多い病気です。このことからこの病気を早期に発見できれば迅速に眼圧を下げ視力の温存に努め、残念ながら視力を失ってしまったとしても高眼圧からくる痛みを取るために緑内障の治療を行います。また近年分かってきたこととして緑内障を発症した症例は、いずれ反対側の眼も緑内障を発症するリスクが高いという事です。
 原発性緑内障は好発犬種が分かっております。日本で多い犬種の中ではコッカースパニエル、シーズー、チワワ、プードル、そしてもっとも眼科専門医の中で有名なのが柴犬です。これらの他にも52犬種が報告されておりますので、該当する犬種が眼を痛がるという症状で来られれば眼圧を必ず測定するようにしております。

2013年3月8日金曜日

VRCグランドカンファレンス 「MR(僧帽弁閉鎖不全症)セミナー」

 昨日夜9時より、大阪ペピイ動物看護専門学校セミナー室にて行われた、ネオベッツ主催のグランドカンファレンスに参加してまいりました。今回はベーリンガージャパン共催で日本大学 上地 正実教授による僧帽弁閉鎖不全症についての講演でした。上地先生は体外循環装置を使用した心臓外科では有名な方で、心臓に関してはエキスパートと言われる先生です。
 僧帽弁閉鎖不全症は、犬の心臓病の中では非常にポピュラーな疾患で、症状の程度の差はあれ多くの高齢犬で患う病気です。また好発犬種にも特徴があり、以前はマルチーズが非常に多く見られましたが、現在ではチワワが上位に上がってきております。検査方法も従来行われてきたX線検査、エコーだけでなく血液中のNT-proBNPを計ることによって、呼吸器の問題で発咳しているのか、心臓の問題なのかを見極めることができるようになりました。
 今回はピモペンダンという薬の使用について最新のデータを紹介されながらお話頂き有意義な内容でした。

2013年3月7日木曜日

Dr. 萩尾 心臓病学定期セミナー 第1回

 昨日夜9時半より、北摂夜間救急動物病院にて行われた宮崎大学・獣医外科学研究室 萩尾 光美先生による〜心エコーを使いこなそう 心エコーのための、これだけは知っておきたい基礎知識〜に参加してまいりました。
 2年前に行われた心エコーセミナーのアップデートで、基礎的な復習から最新の情報まで様々な話題に飛びあっという間の2時間です。今回は特に検査時によく陥りやすいピットフォールについて、また季節柄ちょうどこれからの話題ですが、フィラリア症の症例で新しい所見についても話されていました。
 エコーは病気の存在を見つけるための存在診断に非常に優れた検査である反面、病態(特に重症度)を計るには非常に難しい検査でもあるということを再度確認させられました。

2013年3月1日金曜日

VRCグランドカンファレンス「腫瘍学シリーズ」

 昨日夜9時より、ネオベッツ主催で行われた大阪府立大学との合同カンファレンスに参加してまいりました。
 今回は内分泌腫瘍についてのカンファレンスで前半はVRセンターの田戸先生による甲状腺、副腎、膵臓、卵巣、精巣の腫瘍について診断から治療にかけ、最新の情報を交えながらお話し頂きました。後半は大阪府立大学の秋吉先生により新しい腫瘍マーカーについてお話頂きました。動物の医療では、人でのように一般の臨床で利用できる確立した腫瘍マーカーはありません。その中で犬の褐色細胞種と呼ばれる、非常に診断の下しにくい腫瘍のマーカーとなりそうな、クロモグラニンAと呼ばれる糖蛋白を使った検査についての症例を発表されました。この検査はまだ一般には利用できませんが、2年後をめどに実用化を目指しておられるそうです。
 今回も非常にエキサイティングなカンファレンスでした。

2013年2月26日火曜日

葉月会 国際セミナー 血液凝固系検査の解釈

 昨日夜9時半より、北摂夜間救急動物病院にて行われた葉月会主催の国際セミナーに参加してまいりました。今回でJames Barr先生を講師に迎えた国際セミナーは最後となります。
 血液凝固系は非常に複雑な仕組みでコントロールされおり、固める・溶かすといった相反する反応を同時に無数の場所で行っております。これがコントロール不能となり起こる代表的な疾患がDIC(播種性血管内凝固)です。
 まず前半では基礎的な講義として1次、2次、3次止血の仕組みから一般的な凝固異常を検出する検査法についてお話頂きました。その後後半にはFDP'sと新しい検査法であるD-Dimerの測定について詳しく、最後に現在最も注目されているThromboelastography法についてお話頂きました。この方法で見ると凝固機能がグラフィカルに示され、非常に診断に役立つものです。

2013年2月20日水曜日

志学会 臨時国際セミナー ショックと頭部外傷の管理

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、志学会主催の臨時国際セミナーに参加してまいりました。昨日に引き続き、James Barr先生の講演で「ショックと頭部外傷の管理」という救急医療の最たる題材でした。
 まず最初にショックの概念から病態生理、臨床症状、治療といった一連の流れに沿って分かりやすくお話して頂きました。休憩を挟み、外傷性脳損傷の診断と管理という具体的な内容に移りました。外傷性脳損傷で重要なのは、すでに起こってしまっている一次性脳損傷ではなく、我々がコントロールすべき二次性脳損傷だということです。頭蓋内圧の上昇を抑えるために、しかし循環血液量は維持する。また高血糖にならないような管理、グルココルチコイドの禁忌、酸素化、頭部挙上など具体的かつ細かなアドバイスを理論的にお話頂きました。
 昨日同様、白熱し時間をオーバーしたセミナーでしたが、最後はJames Barr先生を囲み記念撮影をし楽しい時間でした。

2013年2月19日火曜日

葉月会 国際セミナー 輸液療法 血液透析および腹膜透析

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて、葉月会主催の国際セミナーが行われました。このセミナーはテキサス A&M 獣医救急医療学准教授 Dr. James Barr DVM, DACVECCを講師にむかえた3回に、志学会主催の臨時セミナーを加えた全4回も行われます。今回はその第1回目です。
 今回のテーマは「輸液療法 血液透析および腹膜透析」です。最初は輸液、特にショック時における輸液の選択について約1時間講演されました。我々が日頃よく使用する輸液剤は晶質液と呼ばれる電解質を含んだものですが、救急の場で選択されるものとしては、コロイド溶液と呼ばれる血管内のボリュームを維持するための輸液剤です。私達の病院でも使用しているヘタスターチ、凍結乾燥血漿から最近使われ始めているテトラスターチ、ヒトアルブミン製剤や国内では手に入らないイヌアルブミン製剤について様々なお話を聞かせていただきました。休憩をはさみ、血液透析と腹膜透析の臨床的なお話をしていただきました。質疑応答も活発に行われ、予定終了時刻を大幅にオーバーし日をまたいだセミナーとなりました。

2013年2月5日火曜日

カウンセリング


 2月4日(月) 1時よりJAHA認定しつけインストラクターの安国 宣子先生に院内にてカウンセリングを行なっていただきました。
今回は、ちょうど1年前にパピークラスに参加された イングリッシュコッカースパニエルの むぅちゃん です!
 むぅちゃんもあれから1年の間に大きく成長し、賢いわんちゃんになりましたが、どうしても食べ物に対して興味津々で、散歩中に拾い食いをしてしまいそうになるそうです。また退屈すると家具などを齧ってしまい危険なので、どうしたら安全にすごせるかというご相談でした。
 むぅちゃんは基本的には「Off (ちょうだい)!」ができる子ですが、口の中に入ってしまった物までは、その魅力に勝てずに飲み込んでしまう危険があります。まずは絶えずむぅちゃんがお母さんの側(左側)を離れずに歩くトレーニングを行います。

上手について歩けました!!
 ついて歩く練習をする時に注意する事は、ひっぱったら必ず止まり、飼い主さんが主体となってわんちゃんを散歩させる事です。
むぅちゃんは賢いわんちゃんなので短時間のトレーニングでしっかり理解してしまいました!
しかし力の強い大型犬などでは、イージーウォークハーネスやジェントルリーダーを使い練習しましょう。
 もし何かを拾ってしまったとしても、上手に離すことが出来れば少しでも危険をさける事ができます。ひっぱりっこをしながらそれを離させる練習もします。
「ちょうだい!」
「じょうず!」
むぅちゃんはとても齧る事が大好きなので、お留守番の時には必ずコング等噛んでも壊れないおもちゃにフードをつめ、食器の代わりに使用し、又樹脂で出来た丈夫なおもちゃを噛ませて退屈な時間を楽しい物に変えていくようにお伝えされてました。 
 
 最後は安国先生の愛犬トコちゃんともなかよくマットが出来ました!!