2026年6月19日金曜日

結局どうすれば良い?犬の肥満細胞種の内科療法〜化学療法薬と分子標的薬の使い方とコツ〜

  昨日夜8時半より、Zoetis主催で行われた肥満細胞種の内科療法セミナーに参加いたしました。講師は東京大学附属動物医療センター内科系診療科 大参 亜紀先生です。

 犬の肥満細胞種は臨床医にとっては最もよく遭遇する皮膚の悪性腫瘍です。蚊に刺されたような痒みを伴う腫れが1週間以上続いていると言われたら、反射的に細胞診を準備するぐらいです。

 ただここ最近、犬でも猫でも多発性の肥満細胞種に出会う事が多くなりました。全身に腫瘤が散在しており、外科的には取りきれないので数カ所病理検査に出すため採材し、確定診断後に内科的治療に入るという流れが多くなりました。

 今現在、最も負担の少ないイマチニブで2年間コントロールできているわんちゃんが再発なく元気に過ごしております。この症例はc-KIT遺伝子変異なしだったのですが、よく薬が効いてくれているようです。