昨日夜9時より、大阪ペピイ動物看護専門学校セミナー室にて行われた、ネオベッツ主催のグランドカンファレンスに参加してまいりました。今回はベーリンガージャパン共催で日本大学 上地 正実教授による僧帽弁閉鎖不全症についての講演でした。上地先生は体外循環装置を使用した心臓外科では有名な方で、心臓に関してはエキスパートと言われる先生です。
僧帽弁閉鎖不全症は、犬の心臓病の中では非常にポピュラーな疾患で、症状の程度の差はあれ多くの高齢犬で患う病気です。また好発犬種にも特徴があり、以前はマルチーズが非常に多く見られましたが、現在ではチワワが上位に上がってきております。検査方法も従来行われてきたX線検査、エコーだけでなく血液中のNT-proBNPを計ることによって、呼吸器の問題で発咳しているのか、心臓の問題なのかを見極めることができるようになりました。
今回はピモペンダンという薬の使用について最新のデータを紹介されながらお話頂き有意義な内容でした。