2010年8月31日火曜日

かゆみのコントロール

8月25日(水) 大阪国際会議場にて開催された、ヒルズ動物看護セミナー「かゆみのコントロール」に参加してまいりました。
今回は皮膚病の原因、その痒みのコントロールについてをテーマに、鳥取大学 獣医内科学研究室 准教授 松鵜彩先生にご講演いただきました。

皮膚病といっても、細菌や真菌(カビ)などによるもの、外部寄生虫、アトピーや食物性などのアレルギー、基礎疾患による防御機構の低下から起こるものなど、原因は様々です。
治療として薬剤を投与したり、シャンプー、食事管理を必要とする場合もあります。

皮膚病の治療は治るまでに時間を要することも多く、飼い主様にも根気強く治療にお付き合いいただかなければならないときもあります。
今年は暑さが厳しいせいか、当院でもノミや細菌・真菌感染症が原因で多くの方が来院されています。

現在、皮膚に異常が見られない場合でも、ノミの予防・こまめなシャンプーやグルーミング・きちんとした食事管理に気をつけてあげましょう♪

そして、もし皮膚に異常が見られた場合は、出来るだけ早く受診されることをお勧めいたします。

2010年8月27日金曜日

Dr萩尾の実践心エコー 猫の心エコー3

昨日夜9時半よりiVEAT総合診断センターにて行われた宮崎大学教授 萩尾光美先生による猫の心臓エコーセミナーに参加してまいりました。
 今回も一見してなんであるのか分からない複雑な心疾患の症例を見せていただきました。
 まるで拘束型心筋症のようにも見える拡張相肥大型心筋症や、大動脈弁狭窄症をも疑わせる動脈管開存症など犬では見ることのないような心疾患があります。
 猫は、犬に較べ心臓が小さく心拍数も早い場合が多いので、特に診断が難しいと言われています。
 私達もこのような診断に苦しむ症例を見せていただくことで、様々な知識を学ばせていただき日々の診療に役立てていきたいと思います。

2010年8月20日金曜日

貯留液の検査

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、平田雅彦先生による「貯留液の検査」にツルノ獣医科病院副院長 鶴野佳洋先生の御厚意で参加させていただきました。
今回は病的に体内に溜まった液体全般についてのセミナーでした。
採取した液体をどのようにスライド標本にすればよいのか、またそれを専門の診断医に提出するときにはどのような事に注意すればよいのかといった基礎的な事から、漏出液、変性漏出液、浸出液それぞれ個々の疾患についての診断ポイントなど多岐にわたってお話され、少々時間をオーバーして終わりました。
FIPや中皮細胞については興味深い内容も聞くことができました。

2010年8月5日木曜日

8月の夏期休暇のお知らせ

8月13日(金)~15日(日)の間は、まことに勝手ながら夏期休暇をいただきます。


フード等のご注文は、8月10日頃までにお願い致します。
(納入業者は8月12日~17日までの間、休業致しますので、すぐにご用意が出来ない恐れがございます。)


あしからずご了承下さい。

2010年7月31日土曜日

熱中症にご注意を!

梅雨が明け、一気に夏らしい気候になってまいりました。
これからの暑い時期、人間と同じようにわんちゃん・ねこちゃんも熱中症になってしまう恐れがあります。


現在、院内にて熱中症の予防対策に関するポスターを掲示中です♪
ご来院の際は、是非ご覧ください!

2010年7月26日月曜日

犬の繁殖学 ~発情・交配・妊娠・分娩および新生子のケアにおける基礎的知識~

7月11日(日) 日本動物病院福祉協会開催の2010年度第1回指定VTセミナーに出席いたしました。
犬の発情時の徴候や交配に適した時期・不妊の場合の人工授精について・受胎後の検査・また分娩時の注意事項から、生まれた新生子の管理に至るまで日本獣医生命科学大学の堀達也先生にご講演いただきました。


犬は安産の動物だといわれることがございます。
しかし現在は人間が品種改良し作り出してきた犬種がほとんどで、実際は難産になるケースが多くあります。
小型犬や鼻の短い犬種、頭が大きく肩幅が広い犬種、骨盤腔が狭い犬種は難産になりやすいとされ、中には帝王切開でしか分娩できない犬種もいます。
また、父犬より母犬の体格が小さい場合も難産になる可能性が高くなります。

自宅分娩が可能な場合でも分娩中の危険を考え、飼い主が付き添えるようにしておかなければなりません。
そして、無事に出産を終えたとしても生まれた子犬に異常がある場合、母犬がうまく育児を出来ない場合にも人の手助けが必要になります。

また、交配を考える場合は遺伝病のことも考えなければなりません。
遺伝病の中には外見に現れないものもあるため、親犬には外見上遺伝病が現れていないとしても、交配によって子犬に発現する場合もあります。
同じ犬種だからといって安心した交配が出来るとも限りません。
犬種によっては、毛色の組み合わせにより遺伝的に異常な子犬が生まれることがあるといわれております。
遺伝病を少なくするためには交配前に親犬の健康状態だけでなく、遺伝的な疾患を持っていない家系かどうか、交配させても大丈夫な組み合わせであるかどうかを調べることが必要です。


愛犬に子犬を生ませることを希望される飼い主様もいらっしゃるかと思いますが、そこに至るまでの間にたくさんのリスクがあることは否めません。
母子共に安全な出産をするためにも、交配前からしっかりとした準備が必要です。

愛犬を交配させる前に、まずは一度動物病院にてご相談・受診されることをおすすめいたします。

2010年7月23日金曜日

心疾患への治療戦略 ~基礎からの見落としと最新治療まで

 昨日夜9時よりネオベッツ主催のVRCグランドカンファレンスに参加してまいりました。
今回は心臓疾患の中でも特に、外科的治療についてネオベッツが現在行っている治療方法をお話されていました。
ネオベッツVRセンターでは、進 学之先生を中心とした心臓外科チームにより人工心肺装置を用いた体外循環下開心術を行う事ができるようになったそうです。これにより心房・心室中隔欠損の修復、僧房弁閉鎖不全症の僧房弁形成術が可能になりました。もちろん高度で繊細な技術、多くの優秀なスタッフが必要なのでなかなかハードルは高いとは思いますが、大阪で体外循環下開心術が行えるという事は、皆様にも非常に有益な事であろうと思います。

2010年7月15日木曜日

リンパ増殖性疾患と肥満細胞腫の遺伝子検査

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、(株)ケーナインラボ主催のセミナーにスタッフ全員で参加して参りました。セミナー自体は日本獣医生命科学大学 獣医臨床病理学教室講師 盆子原誠先生の大学病院における実際の診療に基づいたもので大変興味深い内容でした。
従来獣医医療で行われてきた形態学的な癌診断に、遺伝子検査・表面抗原検査を加える事で、より的確な診断を下すことができ、その結果、より効果が高く副作用の少ない治療ができると思われます。
遺伝子検査では必要なサンプル量も少なく、極端な話ですが過去に作製したスライド標本からでも検査が可能だそうです。
現在人の医療では、当たり前になってきているコンピューターデザインされた分子標的薬ですが、獣医医療の世界でも少しずつ浸透しつつあります。効果が確認されているものでは、従来の抗癌剤とは比較にならないぐらい副作用が少なく、かつ効果は劇的です。
ただ、まだまだ犬猫では治験が行われていないので、人用として販売されている極一部の薬においてしか効果が確認されていないという事、そして検査にしてもこの薬にしても、新しいものなので非常に高価になるという点が実際の現場ではネックになるでしょう。人と同様の公的保険があれば、もっと犬猫の医療は発展するでしょうが残念です。

2010年7月5日月曜日

緑イ貝タブ


緑イ貝タブ』は、関節の働きを助ける犬用サプリメントです。
当院では、関節疾患や関節炎があるわんちゃんにおすすめしています。

グリコサミノグルカンやミネラルを豊富に含む緑イ貝、
抗炎症作用のあるγ-リノレン酸の供給源となる月見草油を配合しています。

アレルギーの原因となりにくい七面鳥とタピオカを使用しています。
与えやすいソフトなキューブ状で、錠剤を包んで与えることも出来ます!
ナトリウムを制限しているわんちゃんでも食べられるよう、低ナトリウムに作られています。

製品に関するご質問等ございましたら、お気軽にスタッフまでどうぞ♪

2010年6月28日月曜日

平成22年度 小動物講習会 「明日から実践できる肝胆膵の外科」

 昨日お昼1時より ぺピイ動物看護専門学校にて行われた大阪市獣医師会主催の講習会に参加してまいりました。
今回は日本大学 獣医外科学准教授 浅野和之先生による肝臓、胆嚢、膵臓の外科についての講演です。明日からできるとは書いてありますが、実際にはかなりシビアなコントロールが必要であったり、超音波メスや超音波吸引機、CTなどの高度医療機器を使用したりと敷居が高いと思われる内容でした。しかしその中でも肝臓のバイオプシーや左葉区域の末端にあるマスの切除については、我々のような1次診療病院でも行える内容かもしれません。
昔のように紹介する2次診療施設がないというのなら仕方がないでしょうが、何かを犠牲にし無理をして一般の開業医が行うには危険すぎるのではないかと思う内容でした。