2018年4月4日水曜日

犬フィラリア

 今月に入り、暖かい日が続いております。当院の周辺では、すでに3月の時点で、吸血する蚊が飛び回っておりました。
これは実際、当院に来られたワンちゃんから採取したフィラリアの仔虫です。たった1滴の血液中に、これだけの虫がいます。
 フィラリア症は昔の病気ではありません。当院にも、毎年必ずフィラリアに感染したワンちゃんが来られます。血管の中で、虫が湧く病気という事の重大性を今一度考え直してください。

2018年4月3日火曜日

異物と胃切開

 3月は例年になく手術が立て込み、4月になり束の間の時間をいただきホッとしておりましたが、本日、緊急の手術を行いました。まだ若く何にでも興味津々の元気なワンちゃんですが、元気余って歯ブラシの先を飲み込んでしまいました。特に症状もなく元気ハツラツでしたが、バリウム造影で追ってみたところ、胃の幽門部にしっかりとあり、このままほっておいて閉塞しては大変なので、胃切開し歯ブラシの先を取り出しました。
下の犬歯は遺残乳歯です。手術は無事に終わりお家に帰りました。

2018年3月23日金曜日

僧帽弁閉鎖不全症の診断&治療アップデート

 昨日夜9時より、ネオベッツ主催で行われた心臓病セミナーに参加してまいりました。今回は、JASMINEどうぶつ循環器病セミナーの高野 裕史先生が「僧帽弁閉鎖不全症の診断&治療アップデート〜変わる内科治療&外科治療の実際〜」と題し、現在、動物循環器医療の最先端を2時間フルにお話いただきました。ここ数年の間に心臓病の内科的治療は驚くような変化がありました。また近々発表される内容によっては、さらに大きな変革が起こるかもしれません。
 現在、一昔前(10年ほど)では想像もしていなかったほど、弁膜症に対する外科的治療のハードルが低くなりました。大阪府内にも、体外循環を使用した心臓外科を行う先生が、複数いらっしゃいます。その一人が同級生であることは幸運であり、また実際何度も助けていただきました。
 心臓病自体は非常にポピュラーな病気です。まず最初に気づいてあげられるのは、家族の皆様です。私達もできる限り協力いたしたいと思います。

2018年3月19日月曜日

日本獣医麻酔外科学会 平成29年度近畿地区講習会

 昨日、朝10時から夕方5時まで行われた日本獣医麻酔外科学会主催の平成29年度講習会に参加してまいりました。
 昨年はトイ種の骨折がテーマでしたが、今回は「タイプⅠ型胸腰部椎間板ヘルニアを徹底攻略しよう!」と題し、椎間板ヘルニアの外科的アプローチを徹底的に学びました。
 第一線で活躍する6人の神経外科エキスパート達が、椎間板ヘルニアの神経学的検査、造影、CT、MRIによる診断から治療、リハビリテーションまで皆さん動画を使い実践的に講演され、6時間の長丁場でしたが、あっという間に時が過ぎてしまいました。

2018年1月4日木曜日

新年あけましておめでとうございます。



明けましておめでとうございます。
1月4日(木)より、通常通り診療が始まりました。

皆様にとって、良い年となりますようお祈りしますとともに、
2018年も気を引き締めて精進してまいりたいと思います。
本年もよろしくお願い致します。

2017年12月29日金曜日

年末年始の休診日のご案内

誠に勝手ながら、
12月31日(日)〜1月3日(水)は
休診とさせていただきます。

年始は1月4日(木)から通常通りの診療となります。

いよいよ新年が近づいてきました。
皆さま、それぞれのお正月を迎える準備に忙しい毎日を過ごされているのではないでしょうか?
年末年始の慌ただしい雰囲気にストレスを感じたり、いつもと違うものを食べてしまったりと、ワンちゃんネコちゃんも体調を崩しがちになります。

楽しいお正月を過ごせるよう、ワンちゃんネコちゃんの体調に変化がないか、しっかりと観察してくださいね。


VRCグランドカンファレンス 近畿地区学会受賞演題 記念講演〜神経病シリーズセミナー

 昨日夜9時より、ネオベッツ主催にて開催されたVRCグランドカンファレンスに参加してまいりました。今回は2部構成で、1部は近畿地区学会受賞演題 3題をそれぞれ質疑応答を入れ20分ずつお話され、後半は “椎体固定の適応と実際の手術手技” と題し、ネオベッツVRセンター 神経病専門医 王子 隆先生が様々な椎体固定症例について語って頂きました。
 門脈低形成、リンパプラズマ性腸炎、膵炎の症例が胆嚢疾患を起こした時のリスクや、上部気道疾患が及ぼす上部消化管の重度な影響、脊椎すべり症における椎間腔狭窄、変形性脊椎症の頻度など興味深い話の連続で、後半の椎体固定術へとより深い領域に入っていきます。年末最後のセミナーにふさわしい楽しい時間となりました。

2017年11月29日水曜日

眼科学シリーズ4 眼瞼および角膜の手術

 昨日昼1時半より、堺市獣医師会主催で行われた学術セミナーに参加してまいりました。今回は眼科学シリーズ最終回 「眼瞼および角膜の手術」講師はネオベッツVRセンター 小山博美先生です。
 まず、手術を行う上で重要な毛刈り、消毒から狭瞼器などの便利グッズまでしっかりとお話頂きました。その後、眼瞼腫瘤摘出術、内反、外反症整復術など臨床でよく遭遇する眼瞼の手術法、最後に直接角膜に対する手術法などをたっぷり2時間講演されました。
 参加されている獣医師会の先生達も、最新の眼科学のアップデートに真剣にメモを取られておりました。

2017年11月24日金曜日

猫の眼の中

 昨日昼2時より、梅田クリスタルホールにて行われた富士フィルムメディカル主催の眼科セミナー「猫の眼の中〜予想外の展開に戸惑わないために」に参加してまいりました。講師はイスラエル国立エルサレム・ヘブライ大学コレット獣医学校 ロン・オフリ教授です。
 4時間に及ぶ講演は、猫のぶどう膜炎・高血圧網膜症・その他の猫の網膜症・緑内障・腫瘍と瞳孔異常の5部構成でしたが、多くの時間をぶどう膜炎に割いてお話しされました。犬に比べれば猫のぶどう膜炎の原因は限られてはいますが、特発性と呼ばれる原因が不明のものが30〜60%もあり治療に苦慮するものでもあります。その他にも遺伝に関連しないや、中高年の雄猫に多い(ストレス)など犬とは異なる傾向があります。
 その他にも4時間たっぷりと、内容豊富な勉強会でした。

2017年11月1日水曜日

「切る腫瘍、切らない腫瘍」

 昨日夜9時より、大阪ペピイ動物看護専門学校2Fセミナー室で行われた、HORIBA MedicalとPEPPY協賛で行われた腫瘍学セミナーに参加してまいりました。講師は、自身も10年前に急性白血病を患い、骨髄移植により寛解された経験をお持ちの四国動物医療センター院長 入江 充洋先生です。
 動物の寿命が伸びるにつれ、死亡原因の多くを占める腫瘍は避けることの出来ないものとなりました。早期発見、早期治療が基本ではありますが、しかし発見した時にはすでにかなり進行していることもあります。場合によっては手術を行うことで、悪化させてしまう種類もあります。一体どうすれば患っている動物を楽にすることができるか、いつも悩むことばかりです。しかしその中でも、新しい知見を学ぶことにより、良い結果を得られることも多いです。今回も乳腺ガンに対する新しい治療薬の知識を得ることが出来ました。今後も情報に対するアンテナは張っていきたいと思います。