昨日夜9時半より、モノリス主催で行われた北里大学 獣医循環器学会認定医 堀 泰智先生による「心臓バイオマーカーを利用した心疾患の評価」に参加してまいりました。
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は心筋細胞内で恒常的に産生され、心筋の伸展刺激により即時的に血中に放出されます。これを利用し、心臓に潜在する負荷の状態を把握することができます。
この検査の信頼性は高く、エコー検査よりも簡便に、しかも正しく心臓の評価ができることが素晴らしい点です。
例えば、咳が酷いワンちゃんがいて、心臓の問題で咳をしているのか、気管虚脱で咳をしているのかを、数字で評価することができるようになります。
今後も、有用な検査を使い正確な診断に心がけたいと思います。