2024年1月16日火曜日

MUSE8920AE

 今回は全くの個人的な趣味を公開致します、とは言っても問題点を解決するという日頃の診療と全く無関係でも無いと思います。
 私は気に入った物を非常に長く愛用する性格です。
 ですので仕事で使う機械なども出来るだけメンテナンスを行い少しでも長く大事に使っています。
 しかし直したくてもメーカーに部品がなくなり直せないといった理由で仕事上の機械は買い換える事もあります。仕事に支障が出てはいけないのでこれは仕方ない事と割り切ります。
 ところが趣味の機械であれば時間に制約はなく、はっきり言って何処まで粘るかは自分次第です。そんな事から高校生の頃からの趣味であるシンセサイザーをよく修理します。中には50年前のシンセ もありますので、コンデンサー、タクトスイッチ、内蔵電池交換、液晶バックライトシート交換、接点不良修復、時には海外から部品を取り寄せたりしながらメーカーが対応終了した機材を直して演奏します。
 今回は故障では無いのですが、イマイチ音がぼやけていた思い入れのある機材のオペアンプ をオーディオ好きなら有名なMUSE8920AEに交換してみました。


MUSE8920AE
 ミリ四方のオペアンプをハンダ付けするのは大変でしたが、出てくる音は高音域がしっかり抜け、低音の厚みも維持しながら音像のぼやけのないクリアさに感動しました、TRINITYが本来持っていた実力をようやく発揮できたようです。
 当時このシンセの発表会で今は亡き小川文明さん(すかんちのキーボディストであり私が小学生の時の担任の先生の息子さん、ご自宅に遊びに行った思い出があります)が素晴らしい演奏を聞かせてくれ、社会人1年生になった自分への記念に購入した思い出深い機材です。
 最後まで諦めない事が失敗しても成功に塗り替える秘訣だと思います。