昨日夜9時半より、北摂夜間救急病院にて行われた、酪農学園大学外科学教授 廉澤先生による乳腺腫瘍の外科に参加してまいりました。
乳腺腫瘍は、犬猫では非常にポピュラーな腫瘍ではありますが、犬と猫での悪性度の違い、炎症性乳癌のような独特な病態を示す存在によって、診断から外科的治療の選択で実は、非常に悩ましい病気でもあります。人と違いエストロゲンレセプターの数が少ないなどホルモン療法などの治療のオプションも限られてきます。事前に免疫染色などを行っても、悪性度を決定することができず、基本取り残さない為に大きく取る事になります。
今後、新しい評価方法が確立するまでは、出来るだけ早く、腫瘍が小さい間に、外科的に取るべきだと思われます。