皮膚感染症は実際の診療でも、非常に多く遭遇する疾患です。犬種により病状も異なり、様々な要因を考慮して診断しなければなりません。真菌などの診断も、当院ではルーチンに行っておりますが、やはり培養検査が重要です。また膿皮症では、治療効果をしっかりと判断するには、2週間きっちりと投薬した後でなければ間違ってしまいます。
新しい情報として、猫のニキビダニの中に、もともと南米で流行していた種類のものが、現在日本にも上陸しております。この種類の厄介なところは、ニキビダニなのに成猫で感染するということですので注意が必要です。