昨日夜9時より行われた、獣医師会主催の整形外科学セミナーに参加してまいりました。
今回は小型犬種の橈尺骨骨折をテーマに、麻布大学 外科学第2研究室の藤田 幸弘先生が2時間をオーバーして講演されました。
トイ種の橈尺骨骨折は、昔から癒合不全の代表のように語られる厄介ものですが、1997年に報告された論文において、トイ種は骨への血管分布が少ない事が判明しています。藤田先生も必ずオーナーへの説明の際は話されるそうです。
手術手技に関しては、藤田先生の性格を反映したこと細かい気配りで、なるほどとうなづかされました。Loking Compression Plateについても藤田先生の意見を聞く事ができ、有益な時間でした。