昨日夜9時よりHJS主催で行われたSTART LINEセミナー〜体幹のヘルニアガイドライン〜に参加してまいりました。
今回は、鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、恥骨前腱断裂、傍肋骨ヘルニア、会陰ヘルニアについて解剖から始まり、病態、治療、手術の原則をお話頂き、動画による手術の映像を見ながらポイント毎に説明いただきました。毎回そうですが、ビデオ撮影抜きでは復習できない濃い内容です。
最後は実習としてGambee縫合をしかも、腸管の内腔側に、結び目をつくるやり方教わり練習しました。先生に教わったコツを飲み込めば、驚くほど容易に腸管の後壁側Gambee縫合ができました。しかし腸管の前壁側の縫合については内腔側に結び目をつくるのは難しいです。
「会陰ヘルニアを甘く見ないでほしい、昔と違い、今発生している症例の多くは、筋肉がほとんど消失してしまっている難易度の高い病態。再発は覚悟し、今の状態を改善する為の救護処置であることを充分に理解しておく事。筋肉が残存している間に出来るだけ早く手術をしてください。」中島先生が何度も強調されていました。