昨日夜9時より、HJS主催の消化器疾患ガイドラインセミナー「食道疾患、胃疾患ガイドライン 食道の縫合〜裏側での結紮〜」に参加してまいりました。
今回のセミナーは「手術屋」として活躍されている中島 尚志先生が講師をされ、後半を実際に食道を模した材料を使い、3-0 PDSを用い食道の内腔側に結び目を残す縫合のトレーニングを行いました。
最初に基本的なお話からはじまり、しかし一般に言われている外科の「迷信」をデータと理論により解説して頂いたりと、かなり内容的にはマニアックです。頚部食道のアプローチから食道切開、右大動脈弓遺残手術、食道憩室、食道裂孔ヘルニアなどを実際の手術動画を見ながら解説いただきました。その後、胃の手術に移り、基本的な胃切開から胃捻転、幽門狭窄に対する幽門拡張術(Y-U前進幽門形成術、有茎胃弁)についても事細かに、動画を見ながら解説いただきました。
今回は初めて参加するセミナーでしたが、30人定員満員で、稀に見る熱気に包まれた会場でした。