昨日夜9時より、大阪ペピィ動物看護専門学校セミナー室にて行われたJBVP(日本臨床獣医学フォーラム)主催の内分泌シリーズ「犬の糖尿病」に参加してまいりました。講師はたけうち動物病院 竹内 和義先生です。
当院でも過去、現在多くの糖尿病患者様の治療にあたっています。その中でやはり、過去のPZI販売中止から、現在使用しているランタス発売までの空白期間は、最も辛い時期だったと思います。この期間、猫の糖尿病患者様は非常に困難な治療であった記憶が残っております。
今回のセミナーはベーシックな講義でしたが、その中でも最新のデータをお話頂き、特に海外でのインスリン事情や、国内製薬メーカーの秘話などは興味ある内容でした。
いつも飼主様にお話するとおり、犬はほぼ Ⅰ型糖尿病ですので、必ず一生、飼主様ご自身でインスリン注射をする覚悟が必要です。これが出来なかったが為に亡くなられたわんちゃんもいらっしゃいます。また猫はほぼ Ⅱ型糖尿病ですので、インスリン治療を止める事が出来るかもしれません。何より肥満や膵炎など、糖尿病を発症させるきっかけを起こさないように飼主様の日々の注意を怠らないよう気をつけてください。