3月24日(木)夜9時よりネオベッツ主催のカンファレンス「化学療法~匙を投げずにサジ加減」に参加してまいりました。化学療法の基本的な知識からその臨機応変な使い方、(いわゆるサジ加減!)についてネオベッツVRセンターの田戸 雅樹先生にお話していただきました。
腫瘍病変に対して行う治療の中で、最も多く行われる処置は外科であり、なおかつ腫瘍細胞を減らすのに最も効果的な処置です。
しかし、血液の癌など特定の場所に限定されない種類のものでは、抗癌剤が最も有効な手段となります。
抗癌剤を使った治療の中で、一番大事なことは副作用で動物を苦しめない事ですが、逆に副作用さえ出なければ、型にはまった四角四面の治療をするのではなく、臨機応変にその子の体と相談しながら、使える可能性のある薬剤はすべて使いチャレンジしていく方が、良い結果が出ているようです。
今回のセミナーで、基本的なルールは守りながらも、その動物の苦しみを軽くする為にあらゆる可能性を試していく柔軟性が必要だと感じました。