2010年1月16日土曜日

実践心エコー

 昨日は夜9時半から北摂夜間救急動物病院で行われた宮崎大学獣医外科学教授 萩尾光美先生による「Dr萩尾の実践心エコー」の第5回目に参加して参りました。
 今回は心臓の左室拡張機能検査で行うパルスドプラ法を用いた左室流入血流波形変化と組織ドプラ法とを用いた拡張能の総合的診断を重点的に学ばせていただきました。人と違い対象臓器自体が小さく動きも早いため、まだまだ人で行われているほどルーチンの検査にはできませんが今後小動物領域での診断法確立が進めば予後判定に活用できると思います。
 ただ萩尾先生も最後に言われていましたが、もっとも重要な事はその動物の臨床状態であり数字だけが一人歩きすることは危険です。愛情を伴った正確な診断を目指し頑張ってまいります。
 今回もまたツルノ獣医科病院副院長 鶴野 佳洋先生の御好意で御一緒させていただいております。