昨日午後1時より大阪麻布臨床獣医研究会主宰で行われた皮膚病セミナーに参加してまいりました。
今回は日本小動物医療センターで皮膚科科長をされている村山信雄先生が講師として来られました。
実はこのセミナー、9月に行われる予定だったのですが台風で中止になり、しかし先生のご厚意により再度開催する事になった勉強会です。
猫の皮膚病という、実は犬ほどは分かっていない誤解のある領域ですが、経験豊富な先生が現在進行形で実践的な内容をお話しくださいました。
猫の難しさは投薬の可否により、いくら効果があると分かっている薬でも使えないという事です。投薬のハードルをいかに下げるかに尽力する一手間が、実はかなり負担になります。
今後さらに良い薬ができ新しい治療が生まれたとしても、猫という動物を理解していないと効果的な診療はできないなと考えさせられる4時間でした。