昨日夜9時より、HJS主催で行われた外科学セミナーに参加してまいりました。今回のテーマは「外耳炎と耳道切除」です。
外耳炎は犬では非常にポピュラーな病気ですが、原因や程度も様々で、時にはいつまでたっても治らない難治性のものもあります。進行し耳道が閉塞してしまうまでになってしまえば、手術で耳の穴が見えるまで切開したり、場合によっては耳道そのものを切除してしまう必要があります。特に短頭種では、顔面神経が耳道の近くを走行しているため術後、麻痺が出てしまう可能性があります。
外耳炎はとにかく進行させないことが重要で、初期の段階でできるだけ止めておく努力が必要です。