一昨日、土曜日夜9時半より葉月会主催で行われた、元東京農工大学の岩崎 利郎先生による皮膚病セミナーに参加してまいりました。
今回は2ndシーズン最後のセミナーで脂漏症、肉芽腫性脂腺炎、肝・皮膚症候群、エーラス・ダンロス症候群について2時間たっぷりと講義いただきました。脂漏症とは読んで字のごとく油が普通以上に多く漏れ出て、皮膚が油っぽい状態です。アトピー性皮膚炎を持つ症例では、アポクリン汗腺の働きが活発になりますので皮膚が濡れた状態になっている場合があります。コッカースパニエルやシーズーなどは本態性脂漏症である場合が多いので、皮膚ケアを特に、外耳炎の症状が強くでるので耳の洗浄を根気強く続ける必要があります。
皮膚を専門で診てこられた先生の経験に基づいたお話は、臨床家である私達には非常に分かりやすく勉強になりました。