2013年2月20日水曜日

志学会 臨時国際セミナー ショックと頭部外傷の管理

 昨日夜9時半より北摂夜間救急動物病院にて行われた、志学会主催の臨時国際セミナーに参加してまいりました。昨日に引き続き、James Barr先生の講演で「ショックと頭部外傷の管理」という救急医療の最たる題材でした。
 まず最初にショックの概念から病態生理、臨床症状、治療といった一連の流れに沿って分かりやすくお話して頂きました。休憩を挟み、外傷性脳損傷の診断と管理という具体的な内容に移りました。外傷性脳損傷で重要なのは、すでに起こってしまっている一次性脳損傷ではなく、我々がコントロールすべき二次性脳損傷だということです。頭蓋内圧の上昇を抑えるために、しかし循環血液量は維持する。また高血糖にならないような管理、グルココルチコイドの禁忌、酸素化、頭部挙上など具体的かつ細かなアドバイスを理論的にお話頂きました。
 昨日同様、白熱し時間をオーバーしたセミナーでしたが、最後はJames Barr先生を囲み記念撮影をし楽しい時間でした。