2016年1月8日金曜日

HJSセミナー 整形外科ガイドライン 骨折 実習ワイヤリング

 昨日夜9時より、HJS主催で行われた整形外科セミナーに参加してまいりました。今回はSTARTLINEシリーズなので、講義の最後に実習があります。
 講義では、まず骨の構造、生理から始まり、骨折の診断、治療に入ります。印象的だったのは、外固定時の不動化による合併症である強皮症が、想像していたより重大な後遺症を引き起こす事です。人ではこのような事が起こりにくいようですが、犬猫では簡単に起こってしまう事に驚きでした。講義の内容はその後、ピンニング、創外、古典的プレートと進み、最後は現在主流となりつつあるロッキングプレートと進みます。垂直スクリューシステムのFIXIN、ALPS、SOP、VOI、自由角スクリューシステムのPAX、MATRIXの個々の利点欠点を説明いただきました。
 夜も更けて最後は恒例の実習タイムですが、ワイヤリングの基礎を確認するために単純ワイヤリングとテンションバンドワイヤーを行い、先生に確認していただきました。