2013年11月29日金曜日

HJSセミナー 実習 側々吻合

 昨日夜9時より、HJS主催の消化器疾患ガイドラインセミナー「腸の外科疾患ガイドライン 側々吻合」に参加してまいりました。
 今回も中島先生による「ハーバード白熱教室」ばりの活気に溢れた講義を受け、さらに模型を用いた実習に入ります。実習中も個別に指導をしていただき、なかなか自分では気づかないクセを正してもらえます。
 講義の内容は解剖から器具の選択、腹部にアプローチする場合のコツなどをお話頂きながら、胃ー腸管吻合のテクニックを学びました。中島先生の講義を受けていてつくづく思う事は、このような指導をもっと早く受けたかったということです。あれだけ時間のあった大学時代に、これだけのボリュームと情熱のこもった授業があったならと悔やまれます。今は本当にいい環境です。

2013年11月15日金曜日

猫の糖尿病

 昨日夜9時より、JBVP主催で行われた「猫の糖尿病」に参加してまいりました。
 今回も前回に引き続き、たけうち動物病院 竹内 和義先生です。
 猫の糖尿病は、犬と違いⅡ型糖尿病が80〜95%を占めます。肥満が最も重要な発病因子ですが、飼っていらっしゃる方があまり気にされていない場合が多いため、病気が進行してからでないと病院にはかかられない傾向があります。
 猫は犬と違い肉食動物ですので、市販の粗悪なキャットフードを食べ続けることで糖尿病になってしまうことがあります。
 猫の糖尿病は犬と違い、治る事がある病気ですので、いかに早くうまいコントロールをするかにかかってきます。症状はお家では判断のつかない場合が多いですので、血液検査で持続的な高血糖を示しているなどしっかりと診断していく必要があります。

2013年11月1日金曜日

HJSセミナー 実習 食道の縫合

 昨日夜9時より、HJS主催の消化器疾患ガイドラインセミナー「食道疾患、胃疾患ガイドライン 食道の縫合〜裏側での結紮〜」に参加してまいりました。
 今回のセミナーは「手術屋」として活躍されている中島 尚志先生が講師をされ、後半を実際に食道を模した材料を使い、3-0 PDSを用い食道の内腔側に結び目を残す縫合のトレーニングを行いました。
 最初に基本的なお話からはじまり、しかし一般に言われている外科の「迷信」をデータと理論により解説して頂いたりと、かなり内容的にはマニアックです。頚部食道のアプローチから食道切開、右大動脈弓遺残手術、食道憩室、食道裂孔ヘルニアなどを実際の手術動画を見ながら解説いただきました。その後、胃の手術に移り、基本的な胃切開から胃捻転、幽門狭窄に対する幽門拡張術(Y-U前進幽門形成術、有茎胃弁)についても事細かに、動画を見ながら解説いただきました。
 今回は初めて参加するセミナーでしたが、30人定員満員で、稀に見る熱気に包まれた会場でした。