2013年5月24日金曜日

VRCグランドカンファレンス 「神経病学シリーズ」

 昨日夜9時より、ネオベッツ主催で行われたVRCグランドカンファレンスに参加してまいりました。今回は“各論からせまる神経疾患”〜脊髄疾患編① 頚部椎間板ヘルニア〜と題し頚部で起こる神経疾患についてお話いただきました。
 犬種別発生率では、やはりミニチュアダックスが1番に上がりますが、2番手にフレンチブルドックが入ってきます。このフレンチブルの特徴としては、他の犬種が平均8歳前後での発生ピークをむかえるのに対し、この犬種は3歳未満で発病します。診断はまず身体検査で神経学的な異常の有無を確認し、MRIで神経の病変を確認していきます。治療としては、軽度のものであれば半数は内科療法で治ります。しかし痛みが激しい場合や、神経症状が強いものは外科的な治療が推奨されます。