2011年2月25日金曜日

VRCグランドカンファレンス ~整形外科学セミナー

 昨日夜9時よりネオベッツ主催で行われた、戸次辰郎先生による「ピンニングと創外固定法の基礎」のカンファレンスに参加してまいりました。
今回は基本的な事柄から、ちょっとしたコツといったものまで、貴重なアドバイス豊富な内容でした。
クロスピンに関しては挿入の順番の重要性、また大腿骨遠位端骨折でのピンの設置位置など多くの症例をこなされてきた戸次先生ならではの意見を聞かせていただきました。
創外固定法については、整形外科が少ない本院でも比較的多く行う方法なのですが、正確な位置決めなどでは、やはりCアームでの透視下で確認を行うほうが確実なようです。高度な技術には高価な器材が必要なのだとあらためて感じさせられます。
骨折の整復は一筋縄ではいかない事が多いとよく感じますが、いかに基本に忠実に、かつ、生体のメカニズムに沿った治療を進めるかが、早い治癒に繋がるという事を再確認させていただきました。